うちの民謡教室の練習風景
私が通っている民謡教室の練習風景はこんな感じです。
三線を弾きながら歌って、助言をもらって、また弾いて歌って、三十分ほど経ったところでちょっと休憩。
お茶を飲みながら先生に質問したり、先生の話を聞いたり、生徒間でおしゃべりしたり。十分か十五分。
そして又練習に戻る。
というサイクルでお稽古をしています。
全部で三時間から四時間。途中からの参加も途中で抜けるのも可です。
実はその休憩中の先生の話が私にとっては宝物です。新しい歌は家に持ち帰ってゆっくり覚えれば良いくらいに思っています。その場で覚えてしまう人もいるけれど私には無理。ひと月ほどかけて家で練習して少しずつ覚えます。
生徒からの質問は
どうしてこの教室ではこの歌の歌詞はこれなのかとか(歌詞違いの曲は沢山あります。曲が同じでも歌詞によっては曲名が変わったりします)。
どうしてこの弾き方(手とも言います)なのかとか。歌詞の意味とか。
民謡は弾き方が人によって違う曲も沢山あります。公演とかで教室の違う人たちと一緒に演奏する時は必ず弾き方と歌詞を事前に確認します。
それくらい教える人によって異なると言っても良いくらいです。因みに古典音楽の方は流派内(三つあります)で統一されています。
先生いわく、
この手だと面白くないとか
古老から習った手だから継いでいきたいとか
曲を作った人から直接習ったからだとか。
ある大御所から「お前はこの歌詞でこの曲を歌え」と言われたからだとか。
そうしてその人たちとの思い出話。
現在は大抵もう亡くなっておられるので真偽を確認出来ないために詳細は書けませんが。
その他、生徒間の四方山話。
誰が今度那覇に行くとか、
どこそこ辺りにお勧めの民謡居酒屋はあるかとか
そういえば沖縄に移住した某(元生徒)がどうしたとか
◯さんのライブが△日にあるよとか。
それを聞いた先生がアドバイスをくれたり。
休憩中はワイワイ賑やかに。和やかに。
でも弾いて歌っている時は真剣に。
この教室の緩急のあるお稽古が私には合っています。