迷路の夢(見た夢の話)
つい先日、迷路の中を歩いている夢を見ました。
迷路の壁の色をよく覚えていませんが、確か白っぽい、明るい色だったと思います。
左手だったかな?とにかく片手で壁を触りながら進んで行きます。
道がすごく分かれていたり、行き止まりも多く私はとても焦りました。
友人たちと会う約束をしていたのに、いつの間にかこの迷路に入り込んでしまっていたのです。
もういっそのこと壁を蹴り倒そうかとか考え始めた時
「熊猫、あんたこんな所にいるの?」
いきなり友人の声が聞こえて。壁の上から顔を出しているのは約束した友人の一人でした。
「うちらここにいるからね〜」
そう言って顔を引っ込めた友人に、どういう事?と首を捻りながら、友人のいた方向に行ってみました。
やっと辿り着いたそこは少し開けた場所で。テーブルと椅子が幾つか並べられています。私以外のメンバーはそこに揃っていて一つのテーブルを囲んでお茶をしてました。
なんだこれ?
「何なのよここ?」
私が尋ねると、お茶を私に出してくれた友人が
「私の新しい店だけど。迷路カフェ。どう?」
って、お前なー。遠慮の要らない友人たちだし、なんだか怒りが込み上げてきて、言葉が荒くなりました。おまけに動作も。
「こんな面倒な店に誰が来るんだよ!」
迷路の壁を蹴り倒し始めた私を見て友人たちはケラケラ笑いながら呑気にお茶を続けています。
「ね。熊猫だもの。こうなるよ。」「このブラウニー美味しいね。」「私はこっちの方が好き」「一口ちょうだい」「オーダーしなさいよ。売り上げ貢献」
のほほんとしている友人たちにも腹が立って、
「お前らも手伝え!」と叫んだ時、壁が私に向かって倒れてきて。
私はベッドから落ちて目が覚めました。痛かったぁ。
今度の休み、カフェを開いて一年になる友人の店に何人かで行こうね、と連絡を取り合った夜の夢です。
勿論、その店に迷路なんかありません。