大衆演劇
大衆演劇が大好きという友人が何人かいます。
旅行で泊まった先で観てファンになったTが巻き込んではまった人たちです。
私が一緒に何回か行った数年前はまだお花をあげたりまではしていなかったけれど、今はどうかしら?
(お花とは紙幣を何枚か扇状に重ねて裏をマスキングテープで貼ったものです。大きいヘアピンで踊っている役者さんの着物の襟に留めます。いわゆるご祝儀)
大衆演劇は劇場とひと月とか半月とかの契約で劇場の定休日以外毎日出演する劇団のお芝居を指すようです(私は門外漢なので間違っていたらごめんなさい)。
一日一回公演のところも、お昼と夕方の一日二回公演のところもあります。
探すと結構全国各地にあります(沖縄以外)。
しかも毎回(または毎日)演目が変わるのです。
大抵役者さんの歌や踊りが初めにあって、次に大抵時代もののお芝居。最後にまた踊りなどがあってお終いです。
男の役者さんには二枚目役と美女役をこなす方も多くて変貌ぶりにびっくりすることもあります。
公演が終わると、送り出しと言って役者さんたちがお客の見送りをしてくれます。握手して貰ったり一緒の写真を撮らせて貰ったり出来ます。
特定の劇団のファンの方は追っかけをしたりしています(又は自分の近くの劇場に来るのを待ちます)。
大衆演劇そのものが好きという人は、自分の行きやすい劇場の常連になったり、あちこちの劇場に行ってみたりします。
Tはホテルとか温泉施設のホールでの公演が好きで、主に旅行先で楽しんでいます。その旅行に友人を誘うわけです。
私が大衆演劇にはまらなかったのは沖縄の芸能に先にはまっていたことが原因でしょう。
実際今、私の国内旅行の行き先の殆どが沖縄です。
他のところに行くのが泊まりがけだと年に一度あるかどうかくらいになっていますから。
でも確かにお芝居は楽しいです。
明るくて華やかで綺麗。泣かせて笑わせて。
毎日演目が変わるから毎日通っても飽きないし。
月に一度か二度、観て帰るだけならそう悪くない趣味だと思います。
本当に公演を観た後のTたちは幸せそうに笑っていて
多分私もそんな顔をしていたことでしょう。
何だかこうして書いていると、また久しぶりに見に行きたくなってきました。