宝物には縁が無い
小さい頃から私は「宝物」に縁がありませんでした。
何しろ今もがさつで不器用な私です。
子どもの頃は輪をかけてそうだったので物を片端から失くしたり壊したりしましたから。
姉が大切に使っていた人形とかも私があっさり壊しましたからね。怒られてばかりいたような気がします。
小学校の同級生で綺麗な貝殻を大事にとって置いていた子とか 、可愛いヘアピンやリボンを集めていた子とかが羨ましかったですねえ。
だから「宝物」を大切に出来る友人を尊敬しています。
例えば、水晶とかの綺麗な原石が好きな友人Nは、私が新築祝いにプレゼントした水晶の原石を二十年近くも部屋に飾ってくれています。キズつけることもなく。
勿論彼女が大事にしている他の石も同様です。
アクセサリーなんか初任給の記念に買ったというペンダントとピアスが現役です。すごい。
まあそんな私が粗忽なだけかも知れませんけれど。
生き物はその点良いです。
家人も子どもたちも猫たちも。
自己修復機能があるって素晴らしい!
しかも危険を察知して避けてくれます。ありがたい。
でもそれはコレクションしたわけでも自分の好きに出来るわけでもありませんからねえ。
やっぱり「宝物」には縁がないんです。