子猫は最強
友人Uの家に子猫が来ました。
去年の秋に迷い猫を保護したら(野良だったらしく結局Uが飼うことになりました)妊娠していて、去年の暮れに三匹産んだのです。
その内の二匹は引き取り先が決まり、トイレトレーニングがすみ次第引き取られ、母猫と二匹になるそうで
「今のうちだよ。三匹の子猫を見においで。」
と言われたので行って来ました。
マザーグースの「三匹の子猫」の歌大好きなんです。
母猫と三匹の子猫が出てくる歌です。
Uは旧友なのでそのことをよーく知っています。
もちろん原語(英語)ではなく谷川俊太郎訳です。
母猫と同じ、灰キジの子が二匹。もう一匹が白に黒のブチで顔は真っ白でした。キジがオスでブチがメス。
三匹で戯れているとまるでひとかたまりになった毛玉みたい。
可愛い可愛い!
まだ生後二ヶ月半に少し足りない子猫たち!
白黒ブチの子をUが手元に残すことにしたそうです。
灰キジたちを引き取るのも近所に住むUの友人たちなのでいつでも会えるし、成長して大きくなった時に母猫と見分けがつきやすい方が良いから、って。
Uの家には数年前に譲渡会から引き取った小型のミックス犬のオレ(カフェオレ色をしているから。でもメス)がいますから喧嘩しないか心配してたんですが杞憂でした。
子猫をお腹に抱えるわ母猫を背中に乗せるわ。
猫たちも犬の鼻のあたりを舐めたりして。
「仲良きことはうるわしきかな」を地でやってました。
もう帰りたくない、ずっと見ていたい幸せの光景です。
子猫たちは椅子に座った私の足先に戯れてきたり、
足の甲の上で眠ったりしてくれました。
両手の中にすっぽり収まって丸まった時なんか
「持って帰る!」
と口走ったのは不可効力です。
Uに、
「『三匹は飼わないぞ!』って日頃言っているから熊猫には声掛けなかったのにね〜」
と笑われながらお暇しました。
いや、うん、三匹は飼わないよ。きっと。
子猫の魅力は最強だとつくづく思いましたけれど。
帰り道。
母猫の名前が
「シンディ(灰色キジなのでシンデレラから)」はともかく
灰色キジの子猫の白が多い方が「しろはい」 で
灰色が多い方が「はいしろ」
白に黒ブチが「ウイ(なんでもブラックアンドホワイトとかいうウイスキーがあるそうで)」
という、Uの名付けのセンスを少し疑ってしまったのはどうか内緒にしていてください。