友人たちへごめんなさい
私はすごく鈍い人間です。誰と誰が付き合い始めたとか、誰が失恋したとかに友人たちが皆知っているのに私だけが最後まで気づかずに教えられてビックリしたことが何度もあります。
少し元気がないなぁと思っても、そんな時もあるよねでスルーしてしまうのです。どこか嬉しそうでも、今日は何だかご機嫌だな、まあ大事なことなら言ってくれるだろう、と以下略。
反面口が固いというか、その場にいない人のことを話さないので愚痴とかはわたしに言い易いみたいです。どうして愚痴で相談ではないのか、というと私は話を聞いてもアドバイスをしない(出来ない)からです。
実は愚痴と思わずに聞いています。後から「愚痴聞いてくれてありがとう」とか言われて気がつくくらいで。
だって生きていれば困ること悲しいこと辛いことは必ずあるからそんな話題もあるよ。うん。
あれが困ったとかそれがこうなった(まるきり覚えていない)とか言うのを受けて。
そうかあ、大変だね
辛いねぇ。
えぇ。そんなことがあったの?などと相槌を打つだけ。
気の利いたことをすぐに思いつけないし、自分の身に降りかかったことではないから下手に口出しも何だか気がひけて。
そんな風に聞いているせいでしょう、おまけにしばらくすると忘れてしまいます。何かお喋りしたなぁ、何か大変そうだったなぁくらいしか覚えていなくて。
だから私から外に出ないわけです。私のことに関して言われたことなら覚えているのですが。あと勧められた本のタイトルとかなら忘れませんけど。
だから、ごめんなさい。友人たち。
私は口が固いのではなく、ただ忘れっぽいだけなんだよ。