黒木三線がきました
とうとう私のところに黒木三線がやって来ました。
正真正銘八重山黒木の棹の三線です。
「もう次は無いかも知れんぞ。買っとけ。」
と先生に半ば脅されて?購入しました。いえ、本当にそんな状況ではあります。八重山黒木はどんどん入手困難になっていってますし。
先生だってもうじき喜寿。いつまで教室をしてくれるかわからないのも事実ですし。
型は知念大工。本皮張り。カラクイ(糸巻き)も黒木で一部に象牙。
何を言っているのかわからない人の方が多いと思いますがご容赦願います。私もよくわかっていません。
棹の色々なところの形の違いで名前がついています。
真壁とか与那とか。師匠はパッと見でわかりますが、私にはサッパリです。
ただ知念大工型は棹のチラーと呼ばれるところに特徴があるので私にもそこだけはわかります。
ともかく私にはもったいない、良い三線です。
値段は…内緒です。ただ職人さんから直接先生が買い付けてくれたので相場よりは少し安いくらい。
音は実はまだよくわかりません。私が弾いているせいもありますが、本来の音が出るのには二、三年かかるそうなので。
でも今まで持っていた安物の三線の音とは全然違うことくらいはわかります。比べる対象が悪過ぎると言われそうですけれど。
これから多分ずっと弾くことになる三線です。良い音が出せるように頑張ることにします。
「持ってる三線は良いものだけど弾いている人の腕はイマイチだなぁ」
なんて言われないように。いえ絶対当分は言われるでしょう。…あ〜言われなくなるまでって、どれくらいかかるのかしら?…