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騙された・・・  作者:
3/30

過去から現在まで③


《若い娘が、そんな、セーラー服で立ち回るんじゃねぇ!》


【立ち回りたくて、立ち回ってるんじゃないんですけど・・・


 そんなことより、こいつ、捕まえているの、早く代わってくれませんか?


 暴れるから、疲れてきました。】


《あ、あぁ・・・》


「もうすぐ、おまわりさん来るってさぁ」


【そっかぁ。


 あ、角のばあちゃんは、怪我してない?大丈夫だった?】


「幸い、ひったくられた時に、荷物離したから、転ばずに済んで、怪我も無いよ。」


【そっかぁ、よかったぁ。


 ばあちゃんが、この馬鹿オトコのせいで怪我なんかしてたら、


 私、絶対、許さないし。】



あまりにむかついたので、引ったくりの馬鹿オトコの頭をカバンで殴ってやった。



《おいおい、殴っちまうと、正当防衛の範囲には入らねぇから、やめとけ。》


【え~、おにーさんが黙っておけばわからないって。


 みんな、地元の知り合いだし、誰もそんなこと言わないもんねぇw】



程なくして、交番のあんちゃんが到着した。



「やっぱ、月ちゃんか・・・」


【やっぱってなに!!やっぱってさぁ!】


「こういうのがあると、必ず月ちゃんが遭遇すること多いよね。」


【なんかねぇ、出会っちゃうんだよね。あはははは・・・】


「協力はありがたいんだけどさ、女の子だから、無茶しないで、


 警察にすぐ連絡してくれよ。」


《おい・・・俺のこと忘れてねぇか?》


【あ、ごめん、ごめん。


 このおにーさんが、ひったくり犯を押さえてくれてるんだ。】


「ご協力感謝いたします!!」


《いや、ご協力っつーか、こういうモンです・・・》



そう言うと、おにーさんは、黒い手帳のようなものを見せた。


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