表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
騙された・・・  作者:
17/30

配属される⑧


で、まぁ、稽古場に行ったわけですが、


剣道でしょうか?それとも、柔道でしょうか?


まさかの合気道でしょうか?


な~んて、考えていたら、ボソリと、


《古武道。》


って、ちょっ、桐沢警部!!冗談きついって!



そもそも、桐沢警部の実力を知らない私。


午前中だって、結局、剣道と柔道に、忠信にいさんとの手合わせしかしていない。


大体、古武道の経験者なのかどうかもわからない。


それなのに、手合わせ?やって大丈夫なの?


そんな思考を読んだのか、


《考えてねえで、とっとと来い!!》


なんて言うものだから、もう、どうとでもなれ!ってことで、手合わせしました。



・・・。


この人・・・強い・・・それもちょっとかじったとかじゃなく、


長年やってきている経験者だ。


油断していると、やられる!!



《どーだ?わかったか?


 手加減なんかしてっと、すぐに足元をすくわれる。》


【ええ、桐沢警部相手に、手加減の必要性はまったく感じませんね。】


《俺相手だけじゃねえ。


 あいつらだって、すぐに、手加減の必要性なんか、感じない位になるぞ。》


【そりゃそうでしょうね。


 今日のは、明らかに油断してましたしね。


 それよりも、桐沢警部は、どこで、古武道を?】


《ふっ・・・んなもん、秘密だ。


 おら、コレで終わりだ。帰んぞ。》


【教えてくれたっていいじゃないですか!】



手をヒラヒラさせながら、歩いていく桐沢は、



《のの・・・昔のこと、早く思い出せよ・・・》



と、聞こえないように呟いていた・・・。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ