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騙された・・・  作者:
12/30

配属される③


思ったとおり、腰に頭突きがクリーンヒット♪


痛みに耐えかねて、摑まれていた手が離れた。


この隙に、二課の入口にたむろっている女性署員の中に紛れる。



『いって~!!なにすんねん!』



オトコが振り向いた時、すでに、その姿は無い。


でもって、叫んだ場所とタイミングが悪かったね、天王寺君www



「あ~、天王寺さん!!


 桐沢警部!!桐沢警部は、もう、いらしてますかぁぁぁ?」


「あ、これ!!これ、桐沢警部にお誕生日おめでとうございますって


 渡してください!!」



なんて、捕まる事になっちゃいました。



『何で俺やねん!


 ボスに、直接渡しゃええやろ!!』


「え~、だって、桐沢警部、受け取ってくれないんですもの。


 だ~か~ら、天王寺さんから渡して置いてください!!


 ねっ!おねがいしまぁす!」



その状況を横目に、こっそりと、二課のドアを開けて入っていくと、


あら、やっぱり、注目を浴びちゃいますよね?


あの女性警官たちの大騒ぎの中、ドアを開けて、登場すればねぇ。


とりあえず、挨拶からかしら?と思っていたら、鋭い視線をおくられました。



『おまえ、どこの課の奴だ。


 関係ない部署の奴は入ってくるな。帰れ!』



あ~、挨拶する前に、喧嘩売られた?



『花井さん、何か書類の届け物があるのかもしれないじゃないですか。


 女性には、優しくしませんと。


 で、あなたのご用事はなんでしょう?』



って、なんで、私の手を握ってるんですか?


喧嘩売られるよりもキケンです!!



『ちょ、克之さん、彼女引いてますって!』



あ、この2人よりもまともかも知れない。



『で、ボスに用事ですか?カピバラさん』



・・・。


前言撤回します。


全然、まともじゃないです。


まともな人はいないのか?って、残る一人を見たところ、


無言で、視線を逸らされました。


コレで全員ですか?


私、ここでやっていけるのでしょうか?



『って!お~ま~え!!


 人に頭突き、食らわして、何逃げとんのや!!』


『天王寺、うるさい。』


『うるさいやない!


 そこで三馬鹿に絡まれとったのを捕獲したのに、


 こいつ、逃げおったんやで!』


【・・・。


 まず、訂正していいですか?


 三馬鹿もとい、一課の方々に絡まれていたわけではなく、


 ここが特命二課であるか、お尋ねしていただけですが?


 でもって、ご挨拶をさせていただいているところで、


 突然捕まえられて、引きずられたが正解です。】


『・・・三馬鹿には、挨拶の必要ない・・・』



無言の次は、その一言ですか・・・


なんか、もう、どう扱うべきなのか、わかりません・・・。



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