ぷろろーぐ
街風の処女作です。
プロットは仕事中に考えて、勢いで書きました。
文才がないため乱文ですが精進して参ります。
2010年 現在
リーマンショックを発端とする世界経済の悪化、就職危機と呼ばれる昨今。
マンモス私大に通う高坂真介も例にもれず就職活動中であった。
都内某所
明け方の空が東の方よりやってくる。
「もう五時か」
真介はだれに言い聞かす訳でも無く呟いた。
真介は、エントリーシートを書いていた手を休め、愛用の煙草に火をつけようとした。
<……来い>
聞き取れたのは「来い」という部分だけであったが、真介は確かに聞いた。
一瞬にして視界がぼやける。
光の中の闇、闇の中輝く光、相反するはずの2つを見た。
そして真介は、彼の地に降り立った。
真介は驚愕した。一瞬にして自室から見知らぬ館に飛ばされたのだから……
「おう、息子よ」
貴族風な着物を纏った男をまじまじと見る。
「……」あまりに唐突な発言に真介の思考回路は混乱する。
「我は藤原鳳玄。汝の名は?」
藤原鳳玄と名乗った男が真介に話しかける。
名乗られたことで真介も挨拶をする。
「私は高坂真介。状況が理解できない。ご説明をお願いしたい」
真介は素直に頭を下げた。
藤原鳳玄から聞かされる話は、真介の日常を破壊するのであった。
未熟な文を読んで頂いてありがとうごさいました。
すべての人に感謝感謝です