表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真説 竹取物語 第二章 「その後のカグヤ」  作者: サナダムシオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/16

③ 彼のプロフィール

 カグヤの父が、船内で最年長の元国王から、教えていただいた話はこうだった。


 我々の惑星ニビルを、太陽系からケプラー星系に瞬間移動させた張本人は、ニビルと同じ公転軌道上の、太陽を挟んで正反対の位置に存在している、惑星ガイアの出身なのだそうな。


 しかし、我々の科学力を持ってすれば、ニビルのポータルを利用して、いつでもそこに行く事は可能らしい。

 ニビルの爬虫類族さえ問題無ければ、直ぐにでも行きたい。とカグヤは思った。


 と、同時に、アレ?それって、私がついさっきまで居た惑星じゃない?とも思った。 

 ああ、でも時代が違うのか?そこは気をつけて、ポータルを調整しなくちゃだわ。とも考えたのだった。


 そんな事を色々考えているうちに、あっと言う間に数日が過ぎ、船は無事に、居住区に最寄りの宇宙港に、到着した。


 カグヤたち家族は自宅に戻り、まず室内を点検した。電気系統に若干のダメージが見られたが、それ以外は、ほぼ無傷だった。


 カグヤはいよいよ信じられなくなった。

 6✕10の24乗kgもの重量の物体を、瞬間的に300 光年先の星系に、本当に無事に移動させたんだわ。


 こんなことを、生身のたった一人きりのニンゲンが、やり遂げるなんて素敵!…最早、魔法だわ。

 絶対会いに行かなくては!


 次に自宅周辺を探索したが、全ての環境は見事な程に元通りだった。

 どうやら、爬虫類族よりも先に着いたようだった。

 これなら、縄張り争いで負けたりしないだろう。


 彼女たちの世界では、基本的に何事も先手必勝なのだ。そして、弱肉強食なのだ。しかし、地上の全てを奪うほど、彼女たちは貪欲ではない。程々をわきまえた民族なのだ。


 そこへ行くと、爬虫類族たちは質が悪い。

 彼等はどこまでも欲しがる。貪欲な民族だ。

 今後も気をつけなければ…。


 カグヤがそこまで考えていた時、彼女の父がこう言った。

「カグヤ、行ってきてイイぞ。」

「え?」

「逢いたいのだろう?ガイアのその人に…。」

「ホントにいいの?」

「可愛イイ子には旅をさせろだ。」


「ありがとう。お父様!」

 カグヤは父に思いきり抱きついた。 

「現金な娘だな。」

 父はそう言うと、カグヤを抱きしめ返した。


 こうして、家長たる父の許可を貰ったカグヤは、晴れてポータルを使って、太陽系第三惑星の、ガイアに行く運びとなったのだった。


 彼女はまずヘアスタイルを整えた。

 長く伸びた黒髪を、首の左右の下方に、丸いお団子状に纏めた。

 そしてファッションは、動きやすい貫頭衣のような生成りのワンピース。


 まるでそれは、機動戦士ガンダムのララァ・スンのような出で立ちだった。

 何しろ、コレが、彼女にとっては、もっとも戦闘に適した服装なのだ。

 彼女はすっかり、浮き浮きしていたし、ヤル気満々だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ