未来の記録編 ― 神と人の子ら ―
◆ 未来の記録編 ― 神と人の子ら ―
―記録は続く。彼らの愛の先に、生まれし“新しい命”の物語―
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■ 神と人の子
世界が再編されて数年。
共に暮らす5人の生活は穏やかで、静かで、そして幸せだった。
そんな中で――
一花は、双子の女の子を。
二葉は、穏やかな男の子を。
ユナは、神秘的な雰囲気の少女を産んだ。
そして不思議なことに、
彼ら全員に“神紋”と呼ばれる輝きが宿っていた。
> 一花「この子……まるであなたの記憶そのものを写したみたい」
二葉「優しい瞳……連にそっくりね」
ユナ「この子、時々空の声を聴いてるみたいなの……」
フィリアは言った。
> フィリア:「生まれてきたのは、“神と人の橋渡し”……次世代の記録者よ」
■ “記録の庭”へと導かれる子供たち
成長と共に、子供たちは不思議な能力に目覚めていく。
・誰かの“記憶の断片”を夢に見る子。
・終わったはずの過去を“なぞる”力を持つ子。
・未来に起こる悲しみを“書き換えよう”とする意志を持つ子。
彼らは「記録の庭」――
連が遺した“記憶の楽園”に導かれ、自らの“記録”と向き合う旅に出る。
■ 連の残したメッセージ
その中心にある石碑には、こう刻まれていた。
> 「君たちが生きるこの世界は、たくさんの記憶でできている。
忘れないでほしい。誰かを想う心が、未来をつくる。
だから、泣きたい時は泣いていい。
傷ついた時は、優しくしてあげてほしい。
いつか、君たちが“記録の意味”に気づいたとき、
本当の自由が訪れるだろう」
―連より
おわり




