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2話「お兄ちゃんのシャツ、あったか~い♪って、脱げーーーっ!!」



キャラ設定


有川 蓮(あんまりモテない大学生・20歳)


主人公。平凡でやさしい。妹たちとは10年ぶりの再会。


もともと三兄妹だったが、親の離婚により別々に育つ。


現在はアパートで一人暮らし中(狭い2DK)。




---


有川 一花いちか


双子の姉。冷静でしっかり者。成績優秀で家事もこなす。


表面上は「兄貴なんてどーでもいい」風を装ってるが、実はかなりの隠れブラコン。


朝のシャツ貸して事件で顔真っ赤に。




---


有川 二葉ふたば


双子の妹。天真爛漫&甘え上手なバリバリのブラコン。


「お兄ちゃんと一緒にお風呂入りた~い」が口癖(本気)。


部屋に勝手に入り、ぬいぐるみとお兄ちゃんをトリプル抱き枕に‥(‘0’)




 翌朝、俺の目覚めは、妙なぬくもりとともに訪れた。


「……ん? あれ、布団が……重い?」


 目を開けると――


「ふにゃ~……お兄ちゃん、ぬくぬく~……」

 俺の布団の中に、妹がいた。


 二葉だ。あのバリバリブラコンのちび妹が、寝ぼけ眼で抱きついている。


「ちょっ、おまっ、なんで俺の布団にいるんだよ!?」


「えへへ……朝になったら、勝手に入っちゃった♡」


 可愛い笑顔で悪びれないこの妹。

 しかも――俺のTシャツ着てる!?


「お、おい、それ……俺の昨日のシャツじゃねえか!!」


「うん♪ 兄さんの匂いがして、落ち着く~。あ、でもちょっと……むわってするけどね?笑」


「嗅ぐなああああ!!」


 俺が顔を真っ赤にしてると、ドアの向こうから咳払いが一つ。


「……朝から騒がしいわね。二葉、せめて下は履きなさい」


 一花が現れた。……って、こっちも俺のワイシャツ着てる!?


「おいおいおいおいおい!!! お前ら俺の服をなんだと思ってるんだーー!!」


 こうして今日も、俺の平穏は失われたままだった。



---


次回予告


第3話「一花の手料理は毒の味!? だけど兄限定で、デレる……だと?」

ツン100%な姉タイプ妹が、兄のためだけにエプロン姿で大奮闘!?

でも表情が赤いのは、玉ねぎのせい……だけじゃない――。






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