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第1話「お兄ちゃん、今日から私たちと住むからね?」



 その朝、目覚ましより早く俺の人生が終わった。


 ――ピンポーン。


 早朝6時。寝起きの俺、有川ありかわ れんは、インターホンの音にしかめっ面でモニターを覗いた。


 そこに映っていたのは、見覚えのある美少女。


「……い、一花?」


『おはよう、兄さん。今日からお世話になります』


 隣には、いたずらっ子みたいな笑みを浮かべたもうひとりの少女。


『わーいっ、兄さんち来たーっ! 今日から二葉もここに住むねっ♪』


「は、はあああああっ!?」


 開いた玄関の前には、俺の――離ればなれに育った双子の妹たちが、スーツケース片手に仁王立ちしていた。


 意味がわからん。朝から脳がバグる。


「待て、何の話だ。てか、どうして急に……!」


『お母さんがね、しばらく二人で暮らしてみなさいって』


『兄さんの監視役も兼ねてね? ……ふふふ♪』


 あの毒親、また変なこと言い出しやがって……!

 いや違う、そんなことより――


「俺の自由は!? 平穏な生活はどこいった!!」


 こうして、いきなり始まった妹×2との同棲生活。

 お兄ちゃん(20歳大学生)の、地獄と天国が交差する日々の始まりだった。




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