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エピローグ4 外界からの来訪者 セレス


「さて、どうするかのう」

世界の外側でセレスは一人呟く。


「信仰が生まれたのは都合が良いのだがのう。アレスのやつの邪魔をしているようだしのう」

この世界に一番執着している神の顔が頭に浮かび、顔をしかめる。

「面倒くさいんだよなアイツ。。。しかし今回のあの件を実験をするには都合が良いのよな」

一人の少女の中に複製された神(セレス)が降りた。あまつさえそれが世界の中に召喚されたのだ。

残念だがそのまま消えてしまったようだが。

しかしこれを再現出来れば、この世界の秘密に一歩近づける。

本当に秘密があるかは分からないが、何かあるという確信は持っている。


なぜこの世界は簡単に干渉出来ないのか?なぜ創造神がいなくなったのか?なぜこの世界の起源を知っている神がいないのか?なぜ生命の祈りが神の力を世界へ通すためのパスとなるのか?幾多の疑問が浮かぶ。


そして今回、なんの変哲もない少女に神が降りた。

正確には複製された紛い物だが、それでも膨大な力と情報量を持っていた。

これを一介の村娘が受け入れることなど考えられない。むしろこの世界の生命体全てがそれを受け入れるだけの器があると考えた方が妥当だ。

これは異常だ。しかしそう考えるとしっくりくることもある。

生命が祈りを捧げた時、世界の内と外をつなげるパスが出来る。それを通して神は世界に干渉しようとするのだ。

そのパスはもちろん祈りを捧げた生命が到達点となっている。

つまり神の力は魔法という事象となる前に生命体に一度受け入れられているのだ。


魔法という仕組みを実現するためだけに、この世界の生命体は全て規格外の器を持っているのか。。。?

違和感を感じる。何かあると、そう感じる。

何かは分からないが。。。


その秘密を知るための足掛かりが目の前にあるのだ。

いままで外から散々試して何も成果が得られなかった。それが内側から試行錯誤出来るようになるのだ。

喉から手が出るほどに欲しい実験場だ。


「まぁ、アレス(あやつ)くらいであればどうにでもなるか」

セレスはこれから何を試せるかワクワクしながら思考を巡らせる。

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