恋の歌
いい題名が思いつかない
(歌詞)
君を特別意識したことはなかったよ
二人の関係は仲のいい友達止まり
君との距離を必要以上に縮めようとは思はなかった
あの時までは
いつも君のほうから呼び出され
よく二人で遊びに出かけたけど
僕は別に特別な思いもなかったし
君もそんなこと思ってなかったよね
あの時までは
僕はいつも疑問だったよ
君は素敵な女性なのに
いつも僕とつるんでいたことに
ほんとにわからなかったんだ
あの時までは
君の声も瞳も素敵な笑顔も
僕は意識してたことなかったんだ
それが僕にだけ向けられていたことに
結局気づかなかったんだ
あの時までは
いつものように呼び出されて
僕はいつものように支度した
いつもの待ち合わせ場所に走っていったら
君の様子がいつもと違ってた
下を向いて落ち着きのない君を連れ
いつものカラオケに入っていつも歌ってる曲を歌ったんだ
君の調子が戻るまで
僕はいつまでも付き合うよ
夕日が沈みかけたころ
別れぎわに君は僕を呼び止めた
夕日のに照らされ紅くなった君は
カバンから包みを渡してきたね
返事は来月にちょうだい
君はそう叫んで帰ってしまった
僕は首をかしげながらその後姿を見つめたよ
かわいく飾られたそれを持ちながら
僕から君を呼びだした
はじめて君を呼び出した
いつもの待ち合わせ場所にいつもより早くついて
僕は君を待っていた
君はいつもこんな気持ちだったのかな?
いつも僕を待っていてくれたんだね
気づいてあげられなくてごめんね
今度はちゃんと気づくから
大好きだよ
(解説)
友達が連れてきた彼女と何度か一緒に遊ぶうち馬が合った。
そのうち二人で遊ぶことが多くなる。
僕はあまり自分から遊びに誘うことをしないのでいつも彼女のほうから連絡が来る。
用意を終えた僕はいつの間にか待ち合わせ場所になっていた公園に向かうとどんなに急いで行ってもいつも彼女が先についていた。
彼女は僕を見つけると嬉しそうに笑って「おそいよー」という。
そのあとカラオケや映画館などに遊びに行った。
何度か僕は疑問な思った。
なんで僕なんかにこの人はよくかまってくれるのか。
けどいつもその疑問を最後まで考えることはなかった。
あくまで自分と彼女はただの友達だと思っていたからだ。
そこにお互い恋愛感情はないと決めつけていた。
ある日、彼女からいつものように呼び出される。
僕は先についてやろうと走って出る。いつもの公園に向かって。
でもやっぱり彼女は先についていた。
でも彼女の様子はいつもどうりじゃない。
みょうにそわそわして落ち着きがない。
しばらく公園で話をするがやはりどこか様子がおかしいので彼女を連れてカラオケに入る。
いつもの曲を歌っていけば元に戻ると思ったからだ。
3時間ぶっとうしで歌い続けるともうお互い喉に限界が来る。
外に出るときれいな夕日が街を紅色に染めていた。
しばらく一緒に歩いて帰ると、待ち合わせの公園にたどり着いた。
いつもならここで二人は別れて進むが今回は呼び止められた。
なんだろうと思ってい居ると手に持っていたカバンからかわいいく飾り付けられた包みを渡してきた。
「返事はまた今度ちょうだい」
彼女はそういうと走って帰ってい待った。
その顔が紅いのは夕日のせいだけだろうか。
状況が読み込めない僕はただそれを抱えながら首をかしげるしかない。
家に帰って包みを開けると中にはチョコレートと一通のラブレターが。
そこで僕は初めて今日が2/14 バレンタインだということと彼女の気持ちに気づいた。
同時に今までの自分の鈍感さと彼女に対する感情に気づく。
3/14 ホワイトデーの日
僕は初めて彼女を呼び出した。
彼女に自分の思いを伝えるために。
気が焦ってしまったのか指定した時間よりもずっと早くついてしまった。
彼女を待つ数10分がとても長く感じた。
彼女はいつもこうして待っていてくれたことに気づく。
そうこうしているうちに彼女の姿が見えてくる。
彼女も僕に気づいて足を少し早めてくる。
その顔はやはり少し紅い
お互い落ち着かなかったが、僕は覚悟を決めてお返しである小包を渡す。
大好きだよ、と言いながら。