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転生先は宇宙船の中でした  作者: 光晴さん
星の管理人に

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第34話 初陣の結末




前方の宇宙海賊からの攻撃をしのぐため、ブリュードはエネルギーシールドを宇宙船の左右に展開させる。

そのシールドは、船の全長を隠すほどのものだったが半円状にしか展開しない。


なぜなら、シールドが全体に展開すると攻撃が出来なくなるからだ。

そのため、半円状にしか展開しないようになっている。


ブリュードは前衛に出ている4隻の戦闘艦にそのエネルギーシールドを展開させ、艦の横を敵に向けるように方向を変えた。

これで、宇宙海賊からの攻撃のほとんどをシールドで防御できる。


――――ビーム兵器発射用意!


後衛の艦艇を、前衛のシールドの中に庇うように隠すと、敵の両端の宇宙船の動きがおかしいことに気付いた。



何故かこの両端の海賊船だけが、速度を上げてブリュード艦隊7隻の下方向を突っ切ろうとしていた。


その動きを見てブリュードは理解する。

宇宙海賊たちは、この場を前方で攻撃をしている4隻に集中させ下の2隻で後方を襲う計画だと。


――――そんなことさせるか!目標、下方を通過中の宇宙船!

――――ミサイル発射!!


後衛を飛んでいた左右の2隻は、180度方向転換の後、積み込んでいたミサイルの20発を通過しようとしていた宇宙海賊の宇宙船に向けて打ち出す。


一発一発が確実に宇宙海賊の船を捕らえ、打ち込まれていく。


宇宙船のノズルを爆発力で破損させていき、宇宙船の側面に当たったミサイルは、宇宙海賊の寝泊まりしている場所を襲った。


悲鳴とともに爆発、そして炎上……。

これが宇宙空間で助かったと思えるのは、爆発炎上に巻き込まれ泣きながら死んでいく海賊たちの声を聞かなくていい所だろう。


欲望の果て、何十発ものミサイルにさらされ爆死していく海賊たち。


そして、最後は宇宙海賊の宇宙船が爆散して終わる。


――――左右の宇宙船、爆散を確認!

――――前方の宇宙海賊の艦隊へビーム攻撃開始!



そして始まった前方へのビーム攻撃。


4隻の宇宙海賊の宇宙船は、攻撃を続けているが一向にシールドを抜くことができない。

さらに、ブリュード艦隊からのビーム攻撃が始まった。


ブリュード艦隊のビーム攻撃は、発射口から上空へまず発射される。

発射口が船の下方部についている場合は、下へ向けて発射される。


エネルギーシールドを避けたところで、直角に曲がり敵に向かって飛んでいくようになっている。

また、敵の存在する方向や場所によっては、直角どころか、もっと大きく曲がり敵にビーム攻撃をしていく。


つまり、撃てばほぼ敵に命中するビーム攻撃なのだ。



――――前方の敵、一隻轟沈!続いて二隻目爆散!


何とか逃げようとする宇宙海賊の船だが、慌てているのか焦っているのかうまく逃げることができない。

あれよあれよとやっているうちに、もう一隻が爆散!船の内部からの爆発にビーム攻撃が過剰に当たったため爆散するはめになったのだ。


出力全開で逃亡を図ろうとした宇宙海賊の船だが、急激に出力を上げたためノズルが二つほど爆発し宇宙船が動かなくなった。


ここで宇宙海賊たちが白旗でも上げれば、ことは穏便に終わったのだがパニック状態の若手宇宙海賊たちに降伏の考えはなく、動かなくなった宇宙船を守るべく攻撃を厚くしてしまう。


ブリュードは、未だ攻撃が続いていると判断しビーム攻撃をやめることなく続け、的になった宇宙海賊の宇宙船は何発ものビームの餌食となり最後は爆散するのだった。


こうして、宇宙海賊襲撃戦は幕を閉じた……。




――――周辺の警戒をしてから帰還する。

――――ブリッジ、以上が戦闘データです。



「初陣お疲れ様ブリュード、帰ったら点検補充は任せておけ」


ブリュードは、了解との言葉を残し周辺の警戒を始めていく。


またブリッジでは、ロージーとオリビアがブリュードの戦闘データを解析。

穴がないか、適切な行動だったのか、過去のデータを参考に検証するようだ。


僕はブリュードと同じく、周辺警戒をすることに。


艦長席をシンシアと交代し、周辺のレーダー地図を見るとこちらに向かってくる2隻の船籍不明宇宙船を発見。


ロージーたちに知らせる前に、ブリュードからの報告が辺りに響いた。



――――8時の方向より、未確認船2隻発見!

――――どちらの宇宙船も先の宇宙海賊の船と特徴が一致!


僕はすぐにその場にいる全員に指示を出す。


「ブリュード、それは確実に宇宙海賊の船だ!迎撃を頼むぞ!」


――――了解です、でも完全に宇宙海賊か分からないので向こうの出方を待ちます。


「分かった、くれぐれも気をつけてな!」


ブリュードは警戒に了承し、戦闘態勢に移行する。

本日二度目の戦闘だが、弾薬・エネルギーともに正常値、問題なし!



ブリュード艦隊は戦闘モードに移行、艦の配置も戦闘態勢に移動させる。

さすがに二度目ともなれば、素早く展開ぐらいはできるものだ。


……敵船が近づくにつれ、その姿がはっきりと確認できるようになった。

敵は二隻、しかも戦闘はその大きさ、砲塔の多さから宇宙海賊の旗艦と判断。

さらに、ついて来ている船はその大きさから荷運びに使う貨物船と判明。


つまり、これを倒せば宇宙海賊は当分大丈夫ということだろう。







第34話を読んでくれてありがとうございます。

次回もよろしくお願いします。

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