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序話
初の投稿、そして初めて書く小説です。文法、言い回し、その他おかしい部分が多々あるかと思いますが、温かい目で見ていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
神霊術。それは大気中に存在する霊素と呼ばれる不可視の物体に干渉することで起こる大いなる御業。それにより、人々は炎、水、風、土の四つの自然現象を自在に扱うすべを得た。
霊素とは一体何か。長い間、多くの学者、識者の間で議論されるも、いまだ明確な答えは得られていない。
ある者は、精霊であるといい、またある者は神の残した奇跡といい、ある者は、かつての超文明が残した科学物質という。
何一つとして確かな事は分かっていない。しかしながら、そこに存在することは確かであり、人々はその技によって多くの恵みを受けてきた。ゆえに人は呼ぶ、神が残し、霊なる存在精霊が与えた奇跡の御業。神霊術と。