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15.■■■のその後





15.■■■のその後





 また別の話し、いや、これは続編であり、外伝である。

 魔王が綴った物語は引き継がれ、また別の人間がその後を綴った。激しい冒険に戦いとをまた経験した人々は、その終結までおそろしいばかりの苦痛を味わった。

 だが、それがまた完結すると、やはり手に入った平和という終焉。


「おかえりなさい!」

「……ただいま、……で、いいのか……?」

「あは、いいんだよ! 大分長く空けてたんだから!」

「そうだぞバカ。お前は本当に……はぁ」

 迎えられた男は「あ、それよりも、」と背後に隠れていた少女を自身の前へと立たせる。


「こいつにも、おかえりって言ってやってくれ。俺なんかよりも長く、帰ってなかったんだからな」

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