第七話・リーフリー先生と魔法授業
専属護衛が決まったので王様に報告に行ったハンナさんと王族としての仕事量を増やされたカルロス王子は各々違う場所へ向かい、私達は第二訓練場へと足を運んだ。
「さて、ドリルさんは先程ミノリさんの適性について聞いたと思いますが秘密保護の魔法を今から掛けます。」
「分かりました。」
「それからミノリさんが魔法に慣れてきたらミノリさんの魔法の的として魔法耐性があり回避能力のありそうな貴方にはバンバン動いてもらいます。」
「はい。」
「うんうん、それでこそ護衛騎士だよね(?)じゃあ魔法について分かりやすいようにかなり省略して簡潔に話すからミノリさんもドリルさんもしっかり聞いてくださいね?」
「「はい!!」」
「ではまずは体の中にある魔力と体の外にある魔力の説明からしましょうか。ミノリさん、例えば僕が魔力を使って水魔法を放つとしたらそれは体の中にある魔法だと思いますか?それとも体の外にある魔力だと思いますか?」
「魔力にも種類があるんですね。鑑定で魔力や魔法調べてましたし、何となくですが体の中にある魔力だと思います!」
「正解です。体の中にある魔力を使うので魔力を使い過ぎたら体がだるくなったり、吐き気を催したりするので魔法を使う時には魔力残量をある程度把握出来るようにならなければなりません。ではドリルさん、体の外にある魔力はどうやって使いますか?」
「えっ…と、体の外にある、空気中の魔力は主に魔法具の燃料、もしくは一部の大魔法と呼ばれる魔法なら使えたはず…だと記憶しています。」
「そうですね。さらに付け加えると空気中に魔力が多い場所は農作物が育ち易く、魔物が発生しやすいんです。他にも魔力を多く含む場所だと水晶が魔水晶に変化したりすることもあるんですよ。」
「へぇ…魔力って色々活用法あるんですね。」
「そう、魔力とはこの世界ではなくてはならないものなんです。さらに魔石と呼ばれる魔力の塊が魔物の中から取れるんですが、綺麗な宝石みたいな見た目なのでアクセサリーとして、またはお守りとして持っている方もいらっしゃいますよ。私が今持っているのはこれとこれくらいですが魔法使いによっては魔法付与出来る方もいるので自分用に作って持っておくと良いと思います。」
キラキラ綺麗な500円玉くらいの魔石は赤と青。
火魔法と水魔法を補助する魔法付与がされているらしい。
「綺麗ですね…!リーフリー先生が倒した魔物ですか?」
「先生…?ん?あ、はい。フレアという火属性の花とウォーターフィッシュっていう水の刃を飛ばしてくる、DランクとCランクの魔物の魔石です。」
「色々教えて頂いているので先生呼びで。あの、ランクとは…?」
「1番上が特殊魔物SSSでSS→S→A→B→C→D→E→F→ランクなし…とランクに振り分けられていて体力や魔力、経験などで対応出来る魔物が変わってきます。冒険者でいうとDランクを狩れたら一人前と言われてますね。」
「ならリーフリー先生は強いんですね…!」
「でも冒険者として狩れたら一流だと言われているAランクの魔物だと死闘になると思うので、自分はまだまだ下っ端寄りですよ。」
「冒険者って大変そう…」
「自由業と変わりませんし、力があれば伸し上がれるので勉強嫌いだったり、貴族を継げない次男以下の方が直ぐになれる職ということでそこそこ人気の職なんですよ。冒険者カードは身分証にも使えますし、兼業したい方にもおすすめです。」
「へぇ〜…」
にこにこリーフリーさんは小学校の先生みたいに分かりやすく図解や現物を私達に見せながら説明してくれるので私とドリルさんは手を挙げて色々質問するのだった。
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特に問題なければ八話は明日の0時更新予定です。
【第八話・リーフリー先生と初歩魔法】お楽しみに♪




