第五話・リーフリーさんと鑑定結果
鑑定魔法士のリーフリーさんは近寄ろうとした私に座るように促し、にこにこしながら私達の元にやってきて王様に一礼してからぽすんっと椅子に座った。
この場は非公開の場だから形式張ったことはしなくて良いと聞いていたみたいだけどハンナさんは一言述べて私の座る椅子の近くに立つ。
「さて、今からリーフリー殿に彼女の鑑定をしてもらう。結果がどうであれ他の者への周知に関しては彼女の許可を得るように。また、鑑定結果によっては魔法や剣術といった勉強が出来るよう取り計らう。あと昨夜彼女の護衛候補を数名選んでおいたので鑑定後紹介してもらってくれ。皆の者、それでよいな?」
全員の顔を見渡した王様は私達全員が頷いたのを確認してリーフリーさんに合図を送る。
一応秘密保護の魔法を掛けられ鑑定がスタートした。
「今回は冒険者ステータスチェックと同じ項目を鑑定しました。今からこの鏡に表示するので見ていてください。」
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《 鳴宮実里 (ミノリ・ナルミヤ)》
人族・32歳 日本生まれ
体力→120 魔力→1580
現在使用可能魔法→聖魔法・光魔法
保有スキル→言語理解
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「大人の平均体力が100〜200、平均魔力が100〜300。体力の必要な剣士や騎士といった職なら体力は500が最低合格ライン。魔法に関しては魔法使いなら500以上、宮廷魔法使いや特殊魔法使いは魔力が1000以上必要となります。」
「それなら私は魔法使い寄りっていうことですか?」
「現時点ではそうです。ただ体力も魔力も使うことを意識してギリギリまで使う生活をしていたら数値は上がりますし、剣術や体術を習えば剣士といった職が合うかもしれません。つまり貴女のやる気と今後の生き方次第です。」
「運動不足だと思っていたから体力が平均内にあったのは意外でした。聖魔法と光魔法というのは…?」
「聖魔法はヒールやパーフェクトヒールといった治癒に特化した魔法が多いです。そして光魔法は灯りを付けたり、人の心を明るく照らしたりといった魔法が多いですね。ちなみに聖魔法も光魔法も魔物に効きますよ。」
「…なにが出来るのかは護衛を決めた後、リーフリー殿と試してみると良い。」
「分かりました!出来ること、探してみます!!」
「では護衛候補の方に会いに行きましょうか。」
「はい!!行きましょう!!」
周りに促されるまま、私は護衛候補がいるという第一訓練場へと向かった。
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特に問題なければ六話は明日の0時更新予定です。
【第六話・護衛のドリルさん】お楽しみに♪




