第四話・これからの異世界での生活
「もゔじわげ…ありま、ぜんでじだ…!」
私が机の上にあったお菓子とお茶を執事から勧められて食べ終えた頃、ぐしゃぐしゃに泣き腫らした第二王子が土下座して謝罪してくれたことから色々条件をつけた上で謝罪を受け取ることに決めた。
条件としては今後この世界で生きる為の生活の保証、したいことがあれば第二王子がサポート又は手配、元の世界へ戻れるようになってもいきなり戻すのではなく私の合意を得てからという条件をつけ、女性でないと困ることもあるだろうと王様がハンナさんの許可を取った上で私の専属メイドをハンナさんに決定。
元の世界に戻れるようになったらどうするかの話が出た時には無断欠勤が続くことになるから仕事がクビの可能性が高いということ、両親が他界しているから元の世界への未練がやや薄いということ、あと元の世界に帰れたとしても生活していた頃から100年後とかだったら死亡扱いになっていそうで戻った後の生活がほぼ確実にきついからいきなり魔法を使わずにここで暮らしたいという旨を伝えた。
まあ…いくらなんとかなるなる!って思っていても死亡扱いからの実は生きてましたー!とか事件だし、不法滞在云々になりそうでもう気持ち切り替えてこの世界で生活した方が良いなとか思っている。
「食事や衛生面は心配なさそうですし、魔法にも興味があるので今はちょっとこの世界での暮らしが楽しみです。」
「それなら…魔法の先生を用意しよう。一応適正鑑定を後でしてもらおうと思っていたからちょうど良い。」
「わっ…!ありがとうございます!!」
「詳しく鑑定出来る者を呼ぶからそれまで軽くこの世界の話をしておこう。」
「あまり物覚え良い方じゃないので少しずつでお願いします!!」
「まあいきなり歴史的や世界中の話をされても困るだろうからこの国、テナンス王国のさわり部分だけにしよう。」
「はい!!お願いします!!」
「ここはテナンス王国といって世界的にみれば農業中心の小さめな国で遠方の国は未だ戦争中だが私の国は今はどの国ともトラブルはない。それに魔物はいるが魔物のスタンピードもここ100年ほどない。それと…王族については揃ったら紹介しよう。」
「魔物!近くで見れるんですか?」
「基本的には冒険者や騎士らが定期的に間引いているから魔物に会う機会はないはずだ。この後ある鑑定で治癒や攻撃特化だったりしたら現場に赴いてもらうことがあるかもしれないがね。」
世界地図を指差した王様から魔物が出やすい森や鉱山を教えてもらう。
テナンス王国は日本地図くらいのサイズの北海道(やや丸っこい)みたいな形をしていて戦争中の国は見た感じかなり遠いようだ。
せっかく違う世界に来たんだし、魔物を見てみたいって話したら周りはちょっと引いていた。
「まあ興味があるなら魔物図鑑を用意してハンナに届けさせよう。」
「わー!ありがとうございます!!」
未知の生き物へ興味を惹かれつつ、護衛の方らしき人から耳打ちされた王様はハンナさんをここに呼ぶように伝えて私を見る。
「鑑定魔法士が来たようだ。人払いするから鑑定は私と鑑定魔法士、カルロスとハンナで確認となる。また、結果をどこまで公開するかは君が決めて欲しい。」
「分かりました。」
「では鑑定魔法士リーフリー殿と専属メイドのハンナは中へ。」
「「はい、失礼します。」」
大きめの手鏡みたいなものを持つ小柄な男性とハンナさんが部屋に入ってきて私は期待を胸に2人に近付いた。
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特に問題なければ五話は明日の0時更新予定です。
【第五話・リーフリーさんと鑑定結果】お楽しみに♪




