第二十七話・魔力自家発電と回復キノコ
あのお茶会から一ヶ月が経過し、周りが忙しそうにする中、私は更なるパワーアップを果たした。
「やった!!やった!!リーフリー先生!ドリルさん!私ついにやりました!!」
完成したのは魔力の自家発電。
なんといっても回復キノコ茶作りで魔力不足に陥った私が回復キノコ茶を作る合間に試行錯誤し、やっとこさ出来た魔法である。
だから完成したのがかなり嬉しい。
イメージの選択肢が多くて、とりあえず思い付いたイメージから試してみたから普段より魔法の完成に手間取ってしまった。
まあ回復キノコやポーションに頼らずに魔力回復出来るようになったのは達成感があったし、その過程で他の魔法の使い方も見つけることが出来たから…失敗も良い経験だったかな。
「あまり良いイメージなかった太陽の光を板に集め利用する方法と光合成、両方掛け合わせないと無理だったなんて…でも完成したんだし、まぁいっかぁ〜…」
達成感と中々出来なかった理由に脱力してしまった私に魔法訓練中だったドリルさんと指導をしていたリーフリー先生が駆け寄って来て褒めてくれる。
ちょっと照れ照れ。気分上昇!
「現在の進行度も良いですし、ミノリさんが魔力回復を自身で行えるなら初回配布用の回復キノコ茶は期間内に間に合いそうです。」
「わぁ!!引き続き頑張ります!!」
「はい、お互いに頑張りましょう。」
にっこり笑うリーフリー先生は仲良かった昔の上司の人みたいで更にやる気アップ!
私は黙々と回復キノコ茶作りに励んだ。
ちなみに協力的な市井の方々の鑑定と魔法協力は順調で、聖魔法保持者も私の他に現在四人見つかり、私達とは別の場所で日々回復キノコ茶を製作中。
また当初市井の方々の鑑定に協力的だった貴族の方々が反対派の貴族や神殿を説得、王様から初回無料で回復キノコ茶を配布すると通達があったことで話がまとまったのだ。
期限は残り一週間、ひたすら作り続け余った分は商人や市井に配られる。
「でも余っても少しだけですよね?神殿や市井には全配布しなくて良いんですか?」
「商人や市井の人々まで全配布となると圧倒的な聖魔法保持者不足、毒キノコ不足ですよ。それに商人はそれらを商品として売るでしょうし、孤児院みたいに管理されている所ならともかく市井の中には浮浪者なんかもいますから明確な人数も分からないんです。」
「テナンス王国に税を納めている者限定にすれば良い話なんだ。だけどそれじゃ騒ぐ奴らがいるからって今回は無しになったらしいぞ。」
「あー…なるほど。その辺りは分からないし、王様達に任せましょ。てなわけでひとまずご飯食べ行きましょうよ!」
「そうだな。あ、明日は孤児院の定期検診があるからミノリさんも付いて来てくれませんか?」
「はーい!!分かりました!!じゃあお昼食べた後は明日の分まで頑張ります!!」
「無理しない程度にね。」
歩くスピードを早め、ハンナさんの待つ部屋まで早歩き。
苦笑いしているリーフリー先生とドリルさんも一緒に早歩きで今日の成果を話しながら向かった。
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特に問題なければ二十八話は明日の0時更新予定です。
【第二十八話・功績→聖女】お楽しみに♪




