第十七話・使えるもんは王子でも使え
「誰か護衛の方、今から私と一緒に病で寝込んでいる方の元へ向かいましょう!症状や環境について詳しく記録できる方をお願いします!!あ、記録出来る魔法具とかってあったりしますか?」
「記録の魔法具なら私持ってます!!カルロス様の書類の進捗を王妃様に報告する用で常に持ってて!映像、音声のみどちらも出来ます!!」
「じゃあ貴女にお願いします!!映像、音声ありに出来ますか?」
「出来ますが30分ごとに録画終了しますが大丈夫ですか?」
「何度でも録画、再生出来るんですかね?」
「録画、録音の削除はカルロス様が勝手に削除する可能性を考えて王妃様しか削除出来ない仕様になってます!!」
「流石王妃様!!では録画、音声が入っているか常に確認お願いします!!カルロス王子と護衛のみなさんに病気予防の聖魔法を先程ちゃちゃっと掛けましたので本日中だったら病の方と関わっても移らないと思います。もし万が一、病が移ってしまっても治します!!」
「…俺はどうすれば良い?」
「孤児院の子ども、スタッフリストにチェック入れながら人数が合っているか確認してください!あと誰か空いてる護衛の方!薬草の種と野菜の種、ポーションを買って来てください!土魔法、水魔法使える方は魔力を溜めたままでお願いします!!」
バタバタ伝えるだけ伝えた私は各部屋をまわり、「体調スッキリヨクナール!!力がモリモリ!ムッキムキ!!」と唱えながら歩き回る。
マンドラゴラの時みたいにならないよう、イメージはジムに通うお姉さん、お兄さん。
ボディービルダーも良いなぁとか考えたけど今回はなしで。
「うわっ…!?」
聖魔法を掛けたら寝たきりの人がすぐにムクッと体を起こし始めたから焦る。
なにはともあれ病に寝込んでいた人がひとまず全員復活したので次の作業だ!
♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢
「さ、次は畑作り!!」
「さっき護衛が買って来た種を使うのか?」
「そうですよ!流れとしては土魔法使える護衛の方に土を柔らかくしてもらって、私が聖魔法で土を良くして、カルロス王子が種を植えて、水魔法使える護衛の方に程良く水撒きしてもらって、私が聖魔法と光魔法で成長促進って感じです!!」
「カルロス様が種植え…?」
「カルロス王子をカカシ役にさせる気ですか??」
「い、いえ!そんなつもりじゃ…!」
「せっかく王妃様に見せるんですからカルロス王子が頑張っている姿も撮りましょう!親にとっては我が子が幾つになっても子どもの成長って嬉しいものでしょう?」
「…っ!!…俺、種植え頑張る!!」
「では土の状態を見ながら畑作り、みんなで頑張っていきましょう!」
やる気満々なカルロス王子と共に畑作りを始めることにした。
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特に問題なければ十八話は明日の0時更新予定です。
【第十八話・いでよ!!聖魔法パワー!!】お楽しみに♪




