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第十二話・ツルピカリンな王族達


女性の多くは美しくなりたい、可愛くなりたい、綺麗になりたい…といった想いを抱える者が多い。

特に貴族や王族は見た目や所作が美しい女性であり続けることを周りから求められがちで中には色々美容に力を入れて逆に肌が荒れた…なんて方もいるほどに肌トラブル、髪トラブルといった悩みを抱えている。

魔法が発達している分、どうにかなるんじゃないかな?って私は思ったんだけど、この世界の流行りメイクは濃いめで肌負担が大きいみたい。


「…それで誰がします?」


「…僭越ながら私で試した後に問題なければ王妃様と王女様にお願いしても良いですか?」


「ハンナさんからですね!分かりました!!」


羨ましそうにハンナさんを見つめる二人と実験台として、そして好奇心から自ら立候補したハンナさんを見てやる気満々な私。

ふざけて作った呪文をこの煌びやかな王族達の前で言うのはちょっと笑えてくるけど魔力がある喉に集中して唱える。


「さぁ!新しい顔よ!!ベビーフェイス!髪ツルスベサラサラのツルピカリーン!!」


自分で試してみたから分かるんだけど蒸気で温かくなるアイマスクみたいに全身じんわり温かくなって徐々に冷める感じがするんだよね。

惚けているハンナさんの肌や髪が徐々につやつやになっていっている。

特に手荒れと白髪は最初からなかったかのように綺麗になっていて、目に見える変化にリーフリー先生と私とドリルさん以外がガン見。

私達が若返ったのにもびっくりしてはいたけど、四十代後半のハンナさんは年齢より老けてみられがちとのことだったのにかなり若返ったからね…


「これは凄いですわ…!!」


王妃様が持っていた手鏡をハンナさんに渡し、自分のことみたいに喜ぶ。

流石に十代とまではいかないけど二十代後半〜三十代前半くらいには見えるはずだ。

実際にハンナさんが若返るのを見てリーフリーさんからOKが出た私はわくわくしている王族のみなさんに「さぁ!新しい顔よ!!ベビーフェイス!髪ツルスベサラサラのツルピカリーン!!」と唱えていった。



皆さん年齢マイナス十歳くらい若返っていてご満悦だったよ。

あ、十歳の王女様はほとんど変わり映えしなかったけど、この魔法があるならこれから心配なニキビ予防とか毛穴対策になるんじゃないかしら!!と目をキラキラさせていた。


ご覧頂きありがとうございます。

特に問題なければ十三話は明日の0時更新予定です。

【第十三話・練習用マンドラゴラ】お楽しみに♪


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