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アルガ帝国暗殺者編(予兆)

カンカンと剣をぶつける金属音が聞こえる。そこは、天井をドーム型にした闘技場だ。闘技場にはバトルステージのようなものが円状に広がっている。銀色の鎧をつけた騎士が10名程度いた。その中に一人、一際目立つピンクの髪を持つ女性がいた。彼女の名はユラ・フロンド。この騎士団のリーダーである。

「ほらほら、休んでる暇はないよ。」

彼女の呼びかけを聞き、更に稽古に力を入れる騎士たち。すると、室内から5名が出てきた。どうやら稽古に遅れたようだ。

ここは、計15名からなるアルガ帝国騎士団の精鋭部隊だ。その中で、ユラは、この騎士団のリーダーであるとともに、アルガ帝国で最強と言われている。そんなユラは、一眼見ただけで気づいた。


「すいません。急に用ができてしまって。」

ユラは優しく微笑みながら5人に近づいた。そのまま流れるように剣を抜き真ん中の男の後ろに回り込み剣を首に当てた。

「動くな。」

男の身長はざっと170はあるだろうが、ユラも同じくらいの背格好だ。5人の動きが完全に止まった。

「お前ら、サザラたちを何処へやった?」

サザラとはおそらくこの5人の誰かだろう。

「な、何のことでしょう…」

「惚けるな。お前の歩き方、歩幅、喋り方。容姿以外、全く似ても似つかない。何処の差金だ?」

「チッ、」

足元に小さなボールが転がった。ユラに剣を向けられている男はそれを踏んだ。

「これは…」

あたり一面が煙で覆われる。

「煙幕か。」

煙幕が開けた時には、5人は居なくなっていた。

「あの動き…暗殺者か。また面倒なことが始まったな…。」

ふとユラの頭をある記憶がよぎった。10年以上前の記憶。小さな幼児がこちらを笑顔で見つめている。懐かしくもあり、悲しくもある記憶。

「元気にしてるかな…シェンラー。」


一応次回予告

「新章:アルガ帝国暗殺者編」

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