表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/22

サガーズフロート

「ティラ、召喚者の場所はわかった?」

「うん。でも、ここは町だから、この前みたいに一体を撃ち抜くのは建物が邪魔で無理。逆に周りごと吹き飛ばしても魔力で防御される…」

「召喚者までの道を開けることはできるか?」

「まぁ、何とかなると思うけど。」

「分かった。じゃあ僕が召喚者を倒す。」

ティラの魔法に合わせて突っ込むつもりだ。

「却下。」

「!!」

シェンラーに反対意見を出したのは、ティラだった。

「シェンラーは魔法使いじゃないから気付けないだろうけど、召喚者の周りのゴブリンは爆発するようになってる。もし爆発を喰らったら致命傷は避けられないと思うよ。」

「その爆発は止めることはできない?」

「無理だ。私は爆発を止める魔法は持っていない。せめて氷の魔法が使えたら…」

「氷か…ん?」

シェンラーとティラは顔を見合わせた。

「「フラン!」」


ティラさんの使ってた魔法「サガーズ」だっけ。あれ、めっちゃかっこいいな…。私は基本の魔法しか持ってないから、あんな感じの、空からバーンみたいなのがやりたいんだよね。よし。やってみよう。

と言うことで、私は今から10メートルぐらい先のゴブリンめがけて「サガーズ」を唱えたいと思います。

「サガーズ」

左手に持った杖が私の体から魔力を集める。次第に杖は光を発し、集まった魔力が具現化した。稲妻のようなものを期待していたのだが…

サガーズと唱えて出てきた魔法は、氷の結晶となった。しかも真っ直ぐは飛ばずゴブリンの体の周りを包む薄い膜みたいになった。

「いや、攻撃になってないし、私氷の魔法しか使えんのか?」

そんなことをしていたフランの元にシェンラーとティラが来た。


「作戦は以上だ。」

シェンラーはそう言うと、クラストに近づいた。

「すまん、遅くなった。ここからは俺たちがやる。」

クラストは黙ったまま下がっていった。

「作戦、開始だ」


一方召喚者。

「このままゴブリンを大量に出して押し切る。」

そう思った瞬間、目の前のゴブリンが消し飛ばされた。

「は?…」

それと同時に男が飛び込んできた。一瞬やられる心配をしたが、どうやら魔法使いではないな。魔力を感じない。魔法が使えないならこいつを喰らって死ね。

「ラストワーク」

消えたはずのゴブリン達が蘇った。そして、破裂する。

「じゃあな、剣士。」

召喚者は魔法で爆発の直撃を防いだ。あたり一面に爆発音が響き渡る。

「ふぅ、危なかった。」

(あの剣士はどこ行った?今頃あいつは致命傷を喰らってるだろうな。にしても、チョロかっ…)

爆発し、広がった煙の中を氷を纏う剣士は突き進んで来た。

「お前には聞きたいことがある。だから殺さない。が、痛めつけはする。」

4、5発、剣を使わずに殴ると、召喚者は気絶した。

「やっぱフランがいてくれてよかった」

シェンラーとティラがフランを呼びに行っている間、ゴブリンはトロスとクラストが対応していました。

クラストは土属性の魔法でゴブリンを圧倒。

トロスはクラストを盾にして隠密に成功。

※逃げてた

ぼぼクラストがゴブリンを倒していた。

次回アルガ帝国を目指して。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ