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フラト街

「やっとついたわねー。」

ティラはお疲れのようだ。深いため息をこぼし地面に座り込んだ。

「ったく、しゃーねーな。」

そんなティラをトロスが肩を組み歩かせようとする。

「フランは大丈夫かい?」

「はい。私は大丈夫です。」

「無理しないようにね。」

抜けているところは多いいが、しっかりリーダーを勤めているシェンラーをみて、改めて感心するフランであった。


「ふぅーいい湯ねー。」

この街には温泉と呼ばれるものがあるらしい。今から二十年以上前に異世界人が作ったと言う。昔の異世界人は善人が多かったらしい。

「そうですねー」

フランが温泉でゆったり使っているのをみると、幼い幼児にしか見えないな。と思うティラであった。


「あぁ。いい湯だな。」

こちらは男たち。

「こら、トロス、温泉で泳ぐんじゃない。」

「はいはい、分かったよ。」

トロスは渋々温泉を後にした。シェンラーとクラストも後を追うように上がった。


温泉を全員が上がり、ゆっくりとしていた時、外から衛兵が飛んできた。

「な、なんなんだこいつら…!」

「!!」

フランたちは急いで温泉の外に出た。そこで白き旅団が目撃したのは…

「な、何故ゴブリンが、街の中に…」

街の中でゴブリンたちが暴れていた。馬鹿な…街には結界があり、魔のものは入れないはずだ。いや、そんなことよりも今は、

「ティラとフランは右側のゴブリンを頼む。クラストは二人の援護を。俺は左、トロスは正面を頼む。」

「了解!」

フラン、ティラ、クラストが頷いた。が、ただ一人納得のいかないものが…

「いや、リーダー正面行けよ」

トロスだった。

「分かった。トロスは左を頼む。」

「了解!」

全員が、ほぼ同時に多方向に走り出した。

「フォルティード」

一般的に魔法使いが使う初歩の魔法。だが、ゴブリン相手には丁度いい。

フランは、あまり時間がなかったため、防御魔法とフォルティードのみ教えてもらった。

フランの放ったフォルティードはゴブリンをとらえた。

「そうそう、いい感じ。」

ティラはそう言った。

そんなこんなで、私たちはゴブリンと戦うことになりました。

この日フランは初めてコーヒー牛乳を飲みました。

「美味しかった?」と聞くと、

「うん!」と答えました。

2本目に行こうとしていたぐらいなのでよっぽど気に入ったようです。2本目を取りに行こうとした時にゴブリンが来たので、今のフランは少し怒ってます。

次回「異変」

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