ちょっと言葉が足りなかったかな
「!!」
攻撃が防がれたことが想定外だったのか、ゴブリンの動きが止まった。
「はっ!」
シェンラーの強烈な一撃がゴブリンを貫いた。その後白き旅団はそれぞれ行動した。クラストは集中しすぎて今は体を休めている。ティラは魔力を使いすぎたので今は体を休めている。トロスはそこまで疲れてないので、ゴブリンのツノを回収している。そしてシェンラーと私は木の下の陰で休んでいた。
「なぁ、フラン。このあと少しみんなで話そうか。」
「うん、いいね!誰かさんから聞いてないことみんなしてたし!」
「…それはごめん。」
「じゃあ、おおまかなことを説明していこうか」
「「はーい!」」
「クラストと僕はいいとして、ティラとトロスだよね。ティラの方は、魔法を二つ掛け合わせただけ。トロスの方は、アサシンが使うことのできる特殊能力みたいなもので、習得しようと思えばアサシンの才能があれば誰でも使える。まぁ、こんなとこかな。」
そんなシェンラーの説明を聞いて、ティラが手を上げた。
「どうしました?ティラさん」
「まぁ、単刀直入に言うけど、何でフランは魔法を習得してないのに使えたの?」
「あぁ、それなんだけど、僕たちも分かってないんだ。」
「えっ?!」
1番驚いたのはフランだった。シェンラーなら、なぜ魔法が使えたかわかると思ってたのに。
「はい!この話はおしまい!考えてもわかんないものはわかんない!」
シェンラーが迷走しかけたパーティーを元に戻そうとする。
「そういうば、フランに一つ聞きたいことがあるんだった。」
「え?何ですか?」
「名前だよ、名前。由来はなに?」
ティラの急な質問に少々驚きながら答えた。
この世には勇者の剣が存在しています。そこでシェンラーも今まで100以上挑みましたが、一回も抜けませんでした。