第三幕 女王様の誕生ですわ
夜が明けてゾンビの群れがよそに散った頃合いをみはからって外にでることにした。
「危なかったわね。変なことしなかったことは評価してあげるわ」
「色んな意味であぶなかったね」
狭い部屋でエルダーウッドの残骸を片付けながら今後の事を話していたが終始いいかおりがただよっており、集中することができなかった。
否、集中しすぎてギンギンにはれ上がってしまっていた。アレ。
「魔石に魔力がギンギンにたまったわね」
そうですとも、ぼくのアレは幼女の王女様にしか反応しないのですから!あしからず!ナニがそそりたつとでもおもったか!
ゾンビを倒して魔力が魔石にチャージされたのだ、これをMPに変換することができる。
「ぁぁああぁあ”あ”き”も”ち”え”ぇ”ん”じゃ”ぁ”!!」
魔力に変換するさいに痺れる感覚が脳を刺激して快感を与えてくる。
「あっきもちわるっ」
「ううん。大丈夫。きみにはこれっぽっちも欲情しないから!」
「黙れすぐるっ!父様にいいつけてやるからな!」
「どこのマル〇ォイですか」
「ななななによマル〇ォイって」
<メッセージ>
あかん言葉にはピーってなるようになってるから安心してね☆ミ
「ああ、忘れてたよ神もどきのこと、もういいよひろゆきさんは神で」
<メッセージ>
それってあなたの感想ですよね?
「ひろゆき黙れ」
「ちょっとさっきからなにいってるのあなた壊れちゃったの!?」
「こっちは素人童貞すてられるかがかかってんだよ黙ってくれるかな」
「サイってーねあんた、欲情しないんじゃなかったの」
「別にきみにいったわけじゃないからね!?幼女すきのドエムのフェミニストですから!痛い事はきもちいい、そうでしょ!?」
「だめだこいつ、なんとかしないと・・・」
「その台詞いわれる日がくるとはおもわなかったよ」
「おしゃべりひろゆきめ、許さんぞ」
はたからみればいかれた人間にしかみえないであろう俺は悟ったドエムこそ至高の存在であると。
「ののしってみてごらん!ほらっ!」
「何も言えないじゃないのやめてよ」
「豊満なバディのくせに語彙力は乏しいのね!」
「うるさいっ」
ビンタをうけて快感を得た。
属性スキル:痛みは快楽を習得
「み・な・ぎ・っ・て・キター!」
虚ろな目をする愛理をよそめに今更えた謎の属性スキルにゾクゾクっとドライオーガズムを感じた。
「宇宙はそこにあった」
「なにいってるのよ本当に正気にもどって!」
再度反対側をビンタされる。
絶頂である。
「あっ・・・」
「なに!?今度は恍惚の笑みをうかべてるの?こわいんですけど」
「何故人は争うのだろう」
「賢者様みたいな劇画ちっくな顔にならないでよ!」
属性スキル:賢者タイムを習得
「何かをさとったのですよ愛里さん。私はけがれた身。この世の不条理から目をそらしいきつづけるのです」
「うわっくさいんですけど~」
そこにはかぴかぴのおパンツがあった。脱ぐしかない。
「きゃっやめなさい欲情を止めなさいマゾ犬」
「ワンッ」
これはこれでありだな。
騒いでいるとゾンビの群れが出来始めていた。今はビルの一室にいるのだが、またも閉じ込められてしまったのであった。