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T's Blessing  作者: 美杏華藍綺-Bianka Maki-
4/5

言いたいことは、沢山あるのに

「お久しぶりです。フローラ殿。」

「は!はい…お久しぶり…です」

まともに目が合わせられない。声も裏返ってしまった…。

緊張して…ルイス様の顔が見れない。

そんなことより…

(ルイス様…私の事、名前で呼んでくれた…!)

「フローラ殿は大きくなりましたね…。」

「おいおいおい〜!フローラとルイスがあったのは2週間前だろ?」

ニコはルイスの背中をバンバン押しながら笑う。

「っははは、そうだな」

「すぐフローラが身長でかくなる訳ないだろ〜!」

「……でも、少し髪が伸びましたね。フローラ殿は長い方がお似合いです。」

「えっ……」

また髪が伸びたから切ろうと思ったけど…やっぱりやめよう。

フローラは、ルイスにそう言われて心の中できめていた。

「?フローラ顔が赤いぜ〜!もしかして、ルイスの風邪がうつったのか?」

「え!!!風邪なんて引いてないよお兄ちゃん!!!!」

「でもすげぇ赤い…。」

「赤くないもん!」

フローラは叫んでしまった…。

「……ご、ごめんなさい…!私帰ります…!!!」

フローラは泣きながらルイスの部屋から逃げるように出ていった。

「おい待てよフローラ!ごめんルイス、早く良くなれよ!」

「あ、あぁ……またな…」

ドタバタと急ぐニコの背中に向けて、ルイスは小さく手を振る。

 

掃除中のメイドとフローラがぶつかる音と…

ニコが「ごめんなさい!」と叫びながらメイドをスレスレに避けていく声が聞こえた。

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