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【コミックス第10巻!】最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~(web版)  作者: シオヤマ琴
第十一章 異世界少年

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第343話 幼女とおじいさん

「何、このちっこいの?」


馬車から飛び出てきた幼女を指差しながらローレルがおじいさんに訊ねた。


「こ、こちらのお方は――」

「ちっこいのとはなんじゃっ! お主だって充分ちっこいではないかっ!」

幼女もローレルを指差し反論する。


「何よあんたっ。あたしの方が年上なんだから敬語使いなさいよねっ」

「わらわはライコウ大帝国の姫じゃぞ! お主の方が敬語を使わんかっ」

「ライコウ大帝国の姫?」

俺は聞き慣れない言葉を聞いてオウム返しをした。


「そ、そうですっ。このお方はライコウ大帝国の姫様なのですっ」

おじいさんが声を上げる。

そして地面に頭をつけた。


「姫様は今何者かに命を狙われていますっ。だからどうか姫様を守ってあげてくださいっ」

おじいさんの必死の訴えにその場にいたもの全員が息をのむ。


「じいさん、話を聞こうか。だがその前にまず頭を上げてくれ」

口を開いたのはエライザだった。

エライザはおじいさんを軽々と引っ張り上げて立たせる。


「は、はい。実は……」

おじいさんは俺たちに目をやるとこんこんと話し始めたのだった。



☆ ☆ ☆



おじいさんの名前はセバスさんという。

セバスさんが言うには俺たちの目の前にいる幼女の名前はアントワネットといいライコウ大帝国の姫様であるということだった。

アントワネットは弱冠6歳でありながらランク7の予知魔法が使えるということでライコウ大帝国の政治を動かしている人物のうちの一人なのだそうだ。


そんなアントワネットが自分が何者かに殺される予知をしたということで信頼できるお付きのセバスさんとともにライコウ大帝国を逃げ出してきたということだった。


「ふーん。で誰が自分を殺そうとしているかはわからないわけ?」

「姫様の予知魔法のランクは7ですから少しあやふやな部分もあるのです」

「使えないわね~」

「な、なんじゃとっ。お主、さっきから無礼じゃぞっ」

「無礼なのはあんたよ、あんた」

「な、なにを~っ」

ローレルとアントワネットがにらみ合う。


「ローレル、子ども相手にむきになるなよ」

「子どもとはなんじゃっ」

助け舟を出したつもりが今度は俺にかみついてくるアントワネット。

……もう放っておこう。


「なあ、ビアンキ。ライコウ大帝国って?」

「勇者様、私たちが今いる国はローアドス共和国といいます。そしてその隣国がライコウ大帝国なのです。ちなみにさらにその隣にはキリング王国があってこの世界は三つの国によって成り立っているのです」

「へー、そうなのか」

やはりビアンキは頼りになる。


「あ、あのう、皆様方は先ほどA級の冒険者だと言っておられましたがそれはどういうことなのでしょうか?」

「そのままの意味だ」

セバスさんの問いにエライザが答える。


「S級の冒険者と話がついていたようなんだがその冒険者がわたしたちに喧嘩を売ってきてな。返り討ちにしてやった結果わたしたちが代わりにその依頼を引き受けることになったというわけだ」

「S級の冒険者さんを倒したのですか? あなた方が?」

「ああ。まあ倒したのはこいつだけどな」

エライザはそう言いながら俺を親指で差す。


「そ、そうですか……ではビアンキさんがサクラさんを勇者様と呼ばれているのはなぜなのでしょうか?」


あ、やっぱりそこ気になるんだ。


「えーっと、ビアンキは神からの啓示っていうのを受けて俺を生涯仕えるべき勇者だと思っているんです。だからあまり気にしないでください」

「そうなのですか……わかりました」


わかってくれて何よりだ。


「それで、あたしたちへの依頼内容まだ聞いてないんだけど。あたしたちは何をすればいいわけ?」

「お主はアホか。わらわを殺そうとしている黒幕をみつけることに決まっておるじゃろうが」

「いちいちうっさいわね。あたしはセバスに訊いてるのよ、おこちゃまは黙ってなさい」

「おこちゃまとはなんじゃっ!」

「アホとは何よっ!」

またもローレルとアントワネットが顔を突き合わせてにらみ合う。

もう勝手にしてくれ。


「それで具体的には策はあるんですか?」

俺が訊ねると、

「姫様の予知魔法によるとその暗殺を企んでいる者はライコウ大帝国の誰かだということは間違いないようです。なので皆様方に姫様を護衛してもらいながらさっきのように襲ってきた者たちから情報を聞き出せればと思っているのですが……」

セバスさんが俺たちの顔色をうかがいつつ答えた。


「そうですか」

だったらさっきの奴ら捕まえておけばよかったかな。

失敗したか。


「どうでしょうか? この依頼引き受けてもらえますでしょうか? 信用できるのはもう皆様方しかおりません」

「報酬はいくらなの?」

ローレルが口を挟む。


「今すぐというわけにはまいりませんが成功報酬といたしまして金貨千枚でいかがでしょうか?」

「金貨千枚か~……悪くないわね」

言うとローレルは俺に顔を向けた。

俺はビアンキとエライザの様子をうかがう。

すると二人とも同時にうなずいた。


「わかりました、セバスさん。その依頼引き受けます」

「ほ、本当ですかっ。あ、ありがとうございますっ」

セバスさんは俺の手を強く握り締める。


こうして俺たちはアントワネットの護衛プラス暗殺犯を捕まえる任務につくことになった。

『ダンジョン・ニート・ダンジョン ~ダンジョン攻略でお金が稼げるようになったニートは有り余る時間でダンジョンに潜る~』

という小説も書いているのでよろしくお願いいたしますm(__)m

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