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【5000万PV突破!】最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~(web版)  作者: シオヤマ琴
第十一章 異世界少年

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第326話 ギルドによって割り振られた依頼

一夜明けてエルムンドの町の冒険者ギルドにて。


「実はローレル様たちに受けていただきたい依頼がありまして……それがこちらなのですが」


俺たちは受付嬢から一枚の依頼書を手渡される。


「え~、面倒くさいわね~。どうせ報酬が安くてきつい依頼なんでしょ」


冒険者が引き受ける依頼はどうしても条件のいいものからなくなっていき、条件の悪いものは残ってしまう。

そのため冒険者ギルドに登録している冒険者にはたまにこういうようにギルドの方から依頼を割り当てられることもあるらしい。


「報酬は金貨二十枚となっております」

「ほら、やっぱり~」

「申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします」

「わかりました。任せてください」

ビアンキがそう答え俺たちは冒険者ギルドをあとにした。



☆ ☆ ☆



「で、どんな依頼なんだ?」

俺が声をかけると、

「素材アイテムの収集のようですね」

俺の前を歩いていた三人の内のビアンキが振り返って返す。


「素材アイテム?」

「魔物を倒した時にたまに落としていくドロップアイテムの中には生成魔法の素材となるアイテムが含まれていることがあるんだ。それが素材アイテムだ。お前も生成魔法は使えるだろう」

エライザは俺のステータスを覚えていたようでそう口にした。


「あー、そういえばそうだったな」

生成魔法を使った記憶はないけどな。


「今回手に入れなければいけない素材アイテムは二つです。一つはエンペラードラゴンのうろこでもう一つはキングジャッカルの牙だそうです」

「ふーん。その魔物たちはどこにいるんだ?」

「依頼書の裏側に生息地域が書かれていますね。あ、でもこの二体はお互いかなり離れたところに生息しているようですね」

「だったら二手に分かれればいいんじゃない?」

手を上げてローレルが提案した。


「そうだな。そうするか」

エライザがこれに同意する。


「じゃあそうしましょう」

「ああ、俺もそれでいいぞ」

ビアンキと俺もローレルの考えに乗ることにした。



☆ ☆ ☆



「で、なんでこうなるわけっ!」

ローレルが声を上げる。

というのもチーム分けをしてビアンキとエライザのチームと俺とローレルのチームの二チームに分かれることになったからだ。


「しょうがないだろう。実力的にもっとも戦えるサクラとわたしが同じチームになるわけにはいかないし、万が一に備えて回復魔法を使えるサクラとビアンキも別々のチームにした方がいいからな」

「だからって~、よりによってこいつと二人っきりなんて……」

不満気な表情で俺を指差すローレル。


「おい、俺にも一応感情はあるんだぞ」

そんなに嫌がられると少しショックだ。


「なあ、エライザ。俺別に一人でも構わないんだけどな」

「いや、駄目だ。お前を一人にすると厄介ごとに巻き込まれるような気がするからな」

「それに勇者様がこの機に乗じてどこか遠くに行ってしまわれるかもしれませんし……」

エライザとビアンキが反対する。

俺って信用ないんだな。


「わかったよ。じゃあよろしくな、ローレル」

「ちっ……仕方ないわね」

ローレルは俺の差し出した手をパンとはたいた。


「集合場所はここでいいわよね」

「ああ、そうだな」

「じゃあとりあえずお互い頑張ろうな」

「はい」


こうして素材アイテムを手に入れたらエルムンドの町の冒険者ギルドで落ち合うことになった俺たちはそれぞれ別々の方角へと歩き出すのだった。



☆ ☆ ☆



ビアンキとエライザのチームがキングジャッカルの牙を担当し、俺とローレルのチームはエンペラードラゴンのうろこを手に入れることになった。


早速俺とローレルはエンペラードラゴンが生息しているという山へと向かう。


「まったく、なんであたしがあんたなんかと……」

ローレルは俺の前を歩きながらぶつぶつと愚痴をこぼし続けていた。


「おい、いい加減諦めろよな」

「わかってるわよ。こうなったらさっさと素材アイテム手に入れて二人と合流するんだからねっ。あんたもそのつもりで頑張んなさいよっ」

「はいはい」


道中出てきた魔物は俺が倒しつつ目的地の山へと進んでいく。


だがいかんせん距離が遠いので辺りも暗くなってきてそろそろ野宿をしようかと話し合っていた時だった。

前方に明かりが見えた。


「あっ、あれって民家じゃないっ?」

ローレルが嬉しそうに俺を見る。


「かもしれないな」

「行ってみましょうよ。泊まらせてくれるかもよっ」

「え、行くのか?」

「当たり前でしょ。ほら行くわよっ」

言うなり明かりの方に向かって走り出すローレル。


うーん……俺は別に野宿でも全然構わないんだけどな。

『レベリング・マーダー』

という小説も書いているのでよろしくお願いいたしますm(__)m

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