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【5000万PV突破!】最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~(web版)  作者: シオヤマ琴
第七章 熱中少年

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第230話 有希さんの家

「戻ってこれましたね」

「ああ」


帰還魔法で地上へと戻った俺たちは早速、大天使の涙石とフェイクミラーを使って泰造さんたち四人を生き返らせることにした。


「じゃあまずはこの鏡でこの石を映して、それで増えた石をまた鏡で映して増やして……石を四つ作ったら一分以内に願いを込めながら割ればいいんだな」

「時間的にあまり余裕がないんで手分けしましょう」


ということでフェイクミラーを使って大天使の涙石を増やす係をキューンが担当して、増えた大天使の涙石を割って四人を復活させるのは俺と有希さんということに決まった。

ちなみに俺が泰造さんと銀次さんをよみがえらせる係で有希さんが武人さんと龍さんをよみがえらせる係になっている。


「キューン、その鏡で映したらオリジナルの涙石は消えちゃうからな。素早くやってくれよ」

フェイクミラーを両手で持つキューンに念押しする。


『わかってるって。マスターは心配性なんだから』

「さあ、じゃあやってくれキューン」

有希さんが祈るようにキューンを見やった。


『いくよー。それっ』



☆ ☆ ☆



結果から言うとこの作戦はとても上手くいったのだった。

俺たちはフェイクミラーで作り出した四つの大天使の涙石を使って見事四人を生き返らせることに成功した。



「あ、あれ? おれたしか、蟻地獄みたいなとこにはまってそこで死んだはずじゃ……」

「お、おれもだ。魔物に殺されたはずなのに、どうして……?」


状況がまったく飲み込めていなかった泰造さんたちに有希さんがこれまでの経緯を話して聞かせたところ――


「迷惑かけたみたいで……すまん」

「すまなかった兄ちゃん」

「悪かったな」

「兄ちゃん、おおきに」

泰造さんたちは俺とキューンに頭を下げたのだった。


「別に俺たちは……なぁ? キューン」

『そうだよ。おいらたちは有希のためにやっただけだもんね』

俺とキューンは顔を見合わせる。


「真琴、キューン。今回は本当に助かったよ。お礼の言葉はどれだけ言っても足りないくらいだ。だからせめてこれからすぐにあたしたちと一緒に親父のところに来てくれ。そしてそこで約束の二億円を受け取ってくれ」

「え、でも約束はエクゾディアをみつけたらってことでしたよね?」


有希さんとはエクゾディアをみつけたら二億円で買い取ってくれるという約束を交わしていたのだが。


「何を言っているんだ。目的は果たせたんだからもうエクゾディアは関係ないだろ」

と有希さん。


「いや、それは……」

うーん、どうなんだろう。

厳密に言うと約束を果たしてはいないのだがこれで二億円を貰ってもいいのだろうか?


「何をぶつぶつ言ってるんだ真琴。さあ早く親父のとこへ向かうぞ。武人、龍、頼む」

「「はい、姐さんっ」」

「あ、ちょっと待って……」

俺は武人さんと龍さんに両腕を掴まれると半ば強引に黒塗りの車に乗せられ、有希さんの実家へと連れられていった。



☆ ☆ ☆



「ここが有希さんの家ですか……おっきいですね」

「そうか? 普通だろ」

有希さんは当たり前のように答えるが絶対普通ではない。


いくら広大な北海道の土地とはいえ数百坪はあろうかという屋敷が普通であるはずがない。


「何してる真琴。ほら、入った入った」

「あ、お、お邪魔します……」


俺は緊張しながら家に上がる。

家の中にある調度品はどれも高価そうなものばかりだ。


『へ~。有希の家って広いね~』

キューンが何やらのんきに喋っている。


広く長い廊下をこわもての男性たちがずらっと並んで頭を下げている。

その前を俺は恐縮しながら歩いていくととある一室に通された。



部屋の中には俺とキューンと有希さんと有希さんの父親である大和田組の会長の四人だけ。


「有希……ご苦労だったな」

会長が口を開く。


「いえ、なんの成果もあげられずのこのこ帰ってきてしまいました」

「……それでそちらの方々は、どなたなんだ?」

間をたっぷり使って話す会長。


「真琴とキューンといいます。あたしと泰造たちの命の恩人です」

「……そうか」


会長はぎょろりと目玉を動かし俺を見た。

俺は自然と背筋が伸びる。


「……真琴さん、キューンさん。この度はうちの馬鹿どもが世話になったみたいで、すまないね」

「い、いえ、そんなことないですっ」

『えっへん』

キューンは自慢げに胸を張った。


すると有希さんが、

「会長お願いがあります! あたしは助けてくれたお礼としてこの真琴に二億円を支払うと約束しました、だからどうかここはあたしの顔を立ててやってくださいっ!」

会長に土下座をする。


「……何、二億だと……」

「はいっ! お願いしますっ!」


会長は有希さんから俺に目線を移した。

俺は蛇ににらまれた蛙のように固まってしまう。


「……本当ですかい、真琴さん」

「あ、いや、えっと、俺は別に……」

『本当だよっ』


キューン黙っててくれ。

俺は重苦しい空気に生きた心地がしなかった。


「おい、銀次っ!」

廊下に向かって叫ぶ会長。


「へいっ!」

「アレ持ってこいっ!」

「へい、ただいまっ!」

障子に映る銀次さんの影が慌ただしく駆けていく。


アレってなんだ?

っていうかここ本当に建設会社か……?


俺が頭の中で嫌な考えを浮かべていると、

「会長、持ってまいりやしたっ!」

廊下からかしこまった銀次さんの声。


「入れっ」

うながすと銀次さんが入ってくる。

手には二つのジュラルミンケースを持っていてちゃぶ台の上にそれらを置いた。



「真琴さん……ここに二億あります。どうぞお納めください」

会長が俺に向かって言う。


「え、い、いいんですか……?」

「もちろんです」


えー……。

本当に二億も貰えちゃうの……?

っていうかこの金って受け取っても大丈夫な金なんだろうか。


俺は有希さんに目を向けた。

すると有希さんは俺の心の内を知ってか知らずかこくりとうなずく。


「真琴さん……さあ、どうぞ」


その場にいた全員が俺の一挙手一投足をみつめていた。


「は、はあ。では遠慮なく……」

俺は緊張で震える手でジュラルミンケースを持つ。


「では会長失礼しますっ。真琴、キューン。行こうか」

「は、はい」

『うんっ』


こうして俺とキューンは有希さんに続いて会長の部屋をあとにしたのだった。

『ダンジョン・ニート・ダンジョン ~ダンジョン攻略でお金が稼げるようになったニートは有り余る時間でダンジョンに潜る~』

という小説も書いているのでとりあえずブクマだけでもよろしくお願いいたしますm(__)m

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