先輩譲りの
皆様この小説にいつもお付き合い頂きありがとうございます
唐突に日頃の感謝を伝えたくなったので伝えときます
「ちょっと待って下さいよ、子供相手に大人げのない」
フォークさんはこちらに気づくと説明をし始めた
「このガキがこの俺様にぶつかってくれやがっておかげでズボンが汚れちまったんだよ、だから弁償しろって言ってたとこさ、お前には関係無いだろ」
どうやらフォークさんが二人に難癖をつけてお金をせびろうとしているみたいだ
「関係無くは無いですよ、困っている人は見過ごせません」
フォークさんはゲラゲラ笑いながら指差して来て
「そうかい、困っている人は見過ごせ無いのかい、ズボン汚されて困ってるからお前が代わりに弁償してくれるのかぁ」
どうしてそうなるんだこの人、僕が何で弁償しなくては行けないのか
子供がぶつかって来たら普通は悪いな次はもっと良いのをってカッコつけるとこだろ
「まだ、寝たりないの、」
レイはご機嫌斜めのようだ
「けっ、困った時は譲ちゃんだよりか、情けない奴」
レイにビビりながらも僕に挑発してくるとはこれでまたレイにボコボコにされても僕は女の子と頼りの情けない奴と言う事にしたいのだろう
「お兄様、直ぐ、黙らせる」
レイを制してフォークさんを睨みつける
「レイには頼りません、僕と勝負しましょう、貴方が勝ったらこのお金を全部あげます、僕が勝ったらこの子達に誤って下さい」
懐から硬貨袋を取り出して見せつける
「乗ったぜその話、まぁ勝つのは俺様だけどな」
僕になら勝てると思ってまんまと乗ってきた
「降参させるか死亡、気絶等で戦闘不能にさせれば勝ちです、スタートの合図はそこの子にやって貰いましょう」
いいぜと言って二人から離れて剣を構えるフォークさん
幼女は心配そうにこちらを見ている
「お兄さん死んじゃうよぉ、やめてよぉ」
「僕は大丈夫だから合図を」
笑顔で語りかけ、幼女を安心させスタートを促す
「始めぇ」
スタートの合図と共に魔法陣を複数展開しレーザーを照射する
「当たれぇ!」
種先輩直伝開幕のクソブッパである、これから試合開始だ
「はぁ!?なんじゃそりゃあァァァ!!!」
全弾綺麗に命中しフォークさんは気絶した
「えぇ、えぇと、お兄さんの勝ちです!」
あっさりと決着がついてぼーっとしているとレイが近づいて来た
「勝利ポーズ、やらないの?」
「え?やらなきゃ駄目ですか?」
突然襟を掴んで真っ直ぐ見つめてきた
「だめだよお兄様、やらなきゃ駄目」
あぁ分かったよ!ってレイを突き飛ばす訳にもいかないのでやるから離してと説得し取りあえずタイトルバックのポーズをとる
レイはウンウンと頷いているが幼女と女性は引いていた
やめてよね、そんなオカシナ人見る様な目で僕を見るのは、レイの為にやってるだけなんだからね!
おまけ
ミラ
「私が開幕ブッパしかしないみたいな感じにするのはやめてよね」
ケール
「開幕ブッパやってチャンスの時にいつも弾切れでしたよね、いやぁ懐かしいなぁ」
ミラ
「だからやめてって言ってるでしょ!」