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冒険者になる②

「確かにここは買い取りカウンターだ、買い取れるものは買い取るがお前さん何も持ってないだろうが、まさかそこの犬を買い取れと言うわけじゃあるまい」

担当者はそう言った。確かに見た目は手ぶらにしか見えない。

「かなり大きいので出せない。どこか広い場所がいる」

そうクボタが言うと

「わかった、裏の倉庫に行こう」

そう言って倉庫に誘導する。

「じゃあ出すぞ」

来るがそう言うと何もない空間からここに来る途中で仕留めたジャイアントポイズンスネークが出てくる。

「亜空間収納だと、久しぶりに見たな、それにこいつはさんざん通行人を苦しめていたジャイアントポイズンスネークじゃねえか、しかも頭を一撃で仕留めたおかげできれいなものだ。高く買い取らせてもらう、それにしても亜空間収納といい、仕留める際の手際の良さといいあんた何者だ。」

「冒険者の事情は問わないのだろう。早いこと査定してくれ」

「こいつは失礼した。すぐに用意する。ちょっと待っててくれ、ああそうだ、亜空間収納のことは黙っていた方がいい。空間使いは希少だからな。大騒ぎになるぞ」

「ご忠告感謝する。黙っておく。」

「ほら、できたぞ、持っていけ」

担当者は硬貨がずっしり詰まった袋を渡す。クボタはそれをそのまま何も言わず受けとると亜空間収納にしまう。

「言ってるそばからこれか、しかも確認もせずそのまましまうか」

「誰もみてないからいいだろう。相場がわからんから確認のしようがない」

「あんた本当に何者なんだ。よっぽどの世間知らずか大物の余裕なのか」

「世間知らずなのが正解かもね。これからも世話になるかもしれないからよろしくな」

「あんたみたいなの初めてだ。こちらこそよろしく」

こうしてギルドでの用事を済ましたクボタ達一行は続いて教会に向かうのだった

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