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遭遇③

「アルビーちゃんを捜しに来たらこんなことに巻き込まれちゃってね。あの子何をやっているのだか、なんの連絡もないから教皇も心配しちゃってね。報連相をちゃんとしなさいといつも言っていたのに」

「それ、本人の前できっちり説教してやってください。あいつはまだまだだめですよ」

「いるのね、全く任務ほったらかしてこんなことして」

「いや、あいつは任務はきっちりこなしている。連絡しないのは問題だが」

「あら、カル兄、あの子の肩持つんだ、あの子愛されているねぇ」

敵陣の真っ只中にもかかわらず呑気に話し出す『白服』の皆様方、兵士達は周りを取り囲んでいるがどうしていいのかわからず戸惑っている。

「何をしているのですか、さっさとやっておしまいなさい」

今しがた姿を消したリーダーらしき人間が号令をかけるが兵士達はうごかない、いや動けない。白服達の威圧感にすっかり怯えてしまっていた。

「ええい、仕方ない」

リーダーは気配を消して白服達の背後から襲いかかる。

「うるさいねぇ、邪魔するんじゃないよ」

後ろを振り返りもせず強烈なバックブローを顔面にぶちかました白服の女性、

原形をとどめないほど崩壊した顔面を押さえながらも踏みとどまったリーダーは

「やってくれますねぇわたしがただの人間ならとっくに死んでますよ」

「こんなところでリーダーなんてやってるんだ、ただの人間なわけないだろう」

「おいシャル素がですぎてる、もっと気を使え、知らないやつもいるんだから」

カルストンの注意をうけてシャルと呼ばれた女性がすっと振り返ると先ほど救出した人々がドン引きしているのが見えた。

「あら、これは失礼、ついやってしまいました」

「まったく、少しは気を使えよ。こんなところにいたからといってゲログロに耐性がある人ばかりではないからな」

「以後気を付けます」

カルストンとシャルか会話しているあいだもクボタとワンブラスは警戒を怠らない。

「わたしの『隠匿』を見破るとは流石に白服ですね。ここからは正攻法で。いざ覚悟」

正面から特攻してくるリーダーを迎え撃つクボタとワンブラス、だが彼が攻撃してくることはなかった。

「バカな、白服っていうのはこんな卑怯なことをするのか」

「気づかないあなたが悪いのですよ、狙ってくれっとばかりに弱点を晒して何をいきがっているのやら」

クボタとワンブラスの視線の先にはリーダーのうなじをランスで突き刺したアルビーがいた。

「ああ、アルビーちゃんちょっと見ないうちにこんな卑怯なことができるようになったのね。ちゃんと成長しているのね。お姉さん嬉しいわ」

「姉というよりは母親という感じなんですけど、私としては」

アルビーは思わず呟いたのだった

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