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夢を追える時間
物事を新しくやり始めるのに、遅過ぎるなんてない。
……などといった謳い文句には心当たりがあると思います。
けれど、もちろん全ての物事に当てはまるとは言えません。
何を何歳から始めるのかでも変わりますが、できなくなるという人生の期限は変わらない場合が多いです。
ならばつまり、遅くなればなるほど「それ」をできる時間が短くなってしまいます。
とはいえ、突飛なアイディアや固定観念にとらわれない発想が必要な場面もあるでしょう。
その場合、「それ」とあまり関わっていないということがアドバンテージにもなり得る。
しかし、「新たなそれ」を形にするためには、最低限でも「それ」を知っていなければなりません。
型があるから、型破りができるのです。
型を持っていなければ、ただの形無しです。
研鑽には時間が必要です。
叶えたい夢があるのなら、叶えられる時間が残されているか確認してみましょう。