表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦う錬金術師です(涙目)  作者: 和ふー
第1章 王国編
70/398

わんこVS鉄ちゃん

「次はついにわんこと鉄ちゃんの対決です。私はあんまり2人に戦ってほしくはないですけど、わんこたちは戦いたいですよね。」

「わんわん」

「…………」

両者肯定を雫に返す。

「そうですか。ならしょうがないです。2人とも頑張るです。でも無理するなです。2人が傷つくのを見るのは嫌です。」

「くぅん」

「…………」

わんこにも鉄ちゃんにも雫の心配が伝わったようだった。


「さあついに最強決定戦決勝戦となりました。それでは両者フィールドに上がってください。まずは、決勝戦に進んだ2名に大きな拍手をお願いします。」

観客席に座っているプレイヤーたちが大きな拍手をする。今までで一番の歓声にわんこたちも驚いていた。

「それでは長ったらしい説明も不要でしょう。それでは両者準備をしてくださいよ。それでは最強決定戦決勝戦開始してください。」

決勝戦が始まった。


「シズちゃんはどっちが勝つと思ってるの?」

決勝戦が始まってすぐ小枝は雫にこんなことを尋ねた。すると雫は

「どっちがですか。うーんわかんないですけど長くなるですよ。」

雫の言葉通り、戦いは長引くこととなる。

わんこの攻撃は鉄ちゃんの防御を崩すことができない。鉄ちゃんはわんこに攻撃を当てることができないのである。

「でもわんこも鉄ちゃんもそれは最初っから分かってたはずです。だから何か勝つ方法をわんこも鉄ちゃんも用意してるです。」

まずわんこが「影縛り」で鉄ちゃんが動けないようにする。わんこの影が鉄ちゃんに無数に迫る。しかしその全てが鉄ちゃんに大した傷を負わせることができず拘束時間を終える。

次に鉄ちゃんが小鉄たちに指示しながらわんこを追い詰めていく。これは、通常の敵にならかなり有効な方法なのだが、わんこを追い詰めるには悪手である。数を増やすということは影を増やすことになるのだ。小鉄のせいでわんこの移動スペースが劇的に増えてしまうのである。そのため鉄ちゃんにわんこに攻撃を当てることが出来ていないのである。


凄まじい攻撃の応酬。それなのに両者ほとんどダメージを負っていない。わんこに至ってはノーダメージである。

「凄い戦いだけどこのままならわんこちゃんが勝ちそうだね。」

「そうですか。私は逆だと思うですけど。」

雫と小枝の意見が一致しない。

「え?でもダメージを負ってるの鉄ちゃんだけでしょ。このままいくと鉄ちゃんの体力が無くなるんじゃない?」

「このままだと多分先にわんこの方が無くなるですよ。」

「でも……」

「私が言ってるのはMPの話です。MPが無くなればさすがのわんこも鉄ちゃんと小鉄たちの攻撃を避けきれないです。」

「そういうことか。じゃあ勝つのは鉄ちゃん?」

「さっきも言ったです。どっちも奥の手が残ってるです。」



まず始めに動いたのは追い込まれてきたわんこであった。雫の言う通りもうMPが多くない。このままだと鉄ちゃんの体力を削りきるより先にMPが切れてしまうのだ。影移動は一応スキルのため影に入り込むことは出来るが、それだけでは鉄ちゃんたちの攻撃を確実に避けることは難しいことを悟っていた。

「わんわん」

まずわんこは『焔化』を使いわんこが燃え始める。そしてその上から影を纏い始める。影魔法の「影纏」これは、フィールド上の影を全て纏い、フィールドに影が消える。わんこは真っ黒に染まる。

それを見た鉄ちゃんは小鉄たちを呼び戻す。そして小鉄たちが鉄ちゃんに吸収されていく。すると鉄ちゃんが輝き始める。

「グガァァーー」

鉄ちゃんの体が一時的に鋼となったのだ。鉄ちゃんの新たなスキル『鋼龍化』であった。

「これで決まるです。」

わんこの最大の攻撃を鉄ちゃんが最強の防御で受ける。耐えきれば鉄ちゃんが勝ち。打ち破ればわんこの勝ちである。

「わんわん」

「…………」

わんこと鉄ちゃんの最後の激突が始まった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 運営の1番のミスはボスモンスターレベルの2匹を団体戦じゃなくて個人戦で出場許可を出したことだよね 1対6でも勝てるかは...うん...現状無理そうだけど
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ