表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦う錬金術師です(涙目)  作者: 和ふー
第1章 王国編
59/398

海王のお出まし

「ドッカーンです。」

雫は新アイテムのアクアボムを使ってモンスターたちを消し飛ばしていった。

「というかここら辺のモンスター、怖いです。」

かなり進みモンスターの分布も変わってきた。現在出現しているモンスターはサメ等の肉食系のモンスターの大群であった。そして対複数ならば雫のせんばいとっきょであった。

「ふう。なんとかなってるです。さっきまでは可愛かったのにです。」

雫は嘆きながら先に進んでいく。

雫が歩いていると、いきなり棒状の物が飛来してくる。

「わっなんですか。」

わんこがそれを影を用いて掴む。雫が何が飛んできたのかを確認する。

「これは槍ですね。スピアでしたっけ?あれ?何か私が知ってる槍と違うです。これはどっちかというと銛です。」

漁師さんが使う銛、それが雫に襲いかかってきたのだ。雫が銛が飛んできた方向を見るとそこにはサメの上に乗った男の人が見えた。そしてその男を囲むように魚みたいな人間、俗に言う魚人たちが泳いで来る。サメに乗った男は、周りの魚人とは違い人間らしさが多い。このモンスターは魚人のクォーターという設定である。運営も力を入れたモンスターである。

「わっ!何か異様な光景です。なんか気持ち悪い顔ですね。」

雫は魚人の顔を見て呟く。可哀想である。

「まあいいです。ドッカーンです。」

何が可哀想かというというと、どんなに凝っても雫の扱いは同じということだ。色々なギミックがあるのに基本的に近づく前にボムでドンである。

「ああいうキモいのは嫌いです。」

雫はさらに先に進む。



そしてついに、雫はいつも通り普通よりも大きなフィールドであるボス部屋にたどり着いた。そこに居たのは竜であった。しかも2匹。1匹は水竜、火竜の水バージョンである。そしてもう1匹は海竜、こちらは溶岩竜の系統である。

「竜が2匹ですか。何か前にこんなのを見たことがあるです。」

雫がそう呟くと、突然。

「ギュアァァアー。」

鳴き声が聞こえてくる。その先を見ると海の中に大きな鯱がいた。モンスター名は「海王」。入口である神殿で祀られているモンスターでる。

「これは火竜の時もこんな感じだったです。」

水竜と海竜は広いフィールドを飛び回り、海王はそのフィールドの外の海を優雅に泳いでいる。

「空飛んでるモンスターは面倒ですけど、泳いでいるのも同じくらい面倒です。でもいいです。ねっわんこ。やることは同じです。」

雫はボムを構え、わんこは影を顕現させる。鉄ちゃんとアンフェも相手を見ながら臨戦態勢になる。まあ臨戦態勢といってもアンフェは攻撃方法を持っていないので、雫の上に乗ってるだけなのだが。

「じゃあやるです。」

5回目のフィールドボスとの戦闘が始まる。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ