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戦う錬金術師です(涙目)  作者: 和ふー
第1章 王国編
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妖精のキス

妖精のことについて学べる施設で妖精についての本を読んでいる雫。施設の中は静かで周りに少し妖精がいるがやはりプレイヤーの姿は見えない。

「ふむふむ、ということは妖精はわんことかと大まかには違わないってことです。よし、大体わかったです。」

雫はゲーム音痴と称されるくらいにはゲームのことを知らないし、口で説明されても理解が追い付かない面がある。しかし雫は本など、文字での説明なら大抵理解できるのだ。雫はマイペースなため自分のペースで物事が進ませられる物を好むためである。

雫が読んだ本には妖精は好感度が一定よりも高くなるとここから連れ出せるようになるが、他のフィールドでの行動で好感度が一定以下になってしまうともう2度と妖精を連れて歩くことができなくなるという制約が書いてあった。

「まあアンフェに酷いことしなければいいだけです。ねっアンフェ」

「~♪~」

やはりアンフェは嬉しそうに雫の回りを飛び回っているだけであった。



雫が施設からでてもアトラクションの混み具合はいっこうに緩和されそうになかった。そのためまた今度来ることにして「妖精の楽園」を出ることにした。そして元の第3の街に帰ろうとするとアンフェが雫の前に現れて、頬にチュッとキスをする。すると雫の目の前に、透明な文字でこう書かれていた。

「妖精との契約に成功しました。これからは妖精を他のフィールドで連れ歩くことができます。」

「おおアンフェ、本当ですか。これからよろしくです。」

こうして雫のパーティーがまた一人増えたのである。



アンフェのスキルである「人気者」は実はかなりレアなスキルであることがわかった。確かに戦闘力の無いパーティーだと死にスキルであったが、敵の数が少し増えようが関係なく戦闘ができるパーティーでは大した問題ではない。またこのスキルの真価は別のところにあった。それはレアモンスターのエンカウント率の上昇である。このフィールドで会うことが珍しい属性ゴーレム。1日1体くらいのペースだったのが、狩りを始めて3時間でもう3体目であった。

「凄いです。アンフェは優秀です。頑張れですアンフェ。」

そんなこんなで雷鉄や水鉄を錬成したダガーがこちらである。


雷のダガー 攻撃に雷属性を付加 攻撃時に確率で「麻痺」状態にする。


水のダガー 攻撃に水属性を付加 攻撃時に確率で全属性の耐性の低下。


となった。これを見た雫はあることを思い付く。

「炎鉄と雷鉄とか、属性の鉄どうしを組み合わせるのも面白そうです。」

とはいえもう素材がないため明日やるということになり今日はログアウトしていった。



雫の他に妖精との契約を成功したものが何人もいた。そのなかには戦闘で無茶な運用の仕方をしたプレイヤーもいた。しかしそんなことを繰り返していたら、戦闘中に今まで敵モンスターに目掛けて撃っていた魔法を契約プレイヤーに放ち、そのままどこかに去っていってしまったとの目撃情報が多数届けられ、そういったプレイヤーが妖精を連れて歩いているところを見たものはいない。

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