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戦う錬金術師です(涙目)  作者: 和ふー
第1章 王国編
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いつの間にかリーダー

まぐたんは置いといて突然の地雷に驚いた金剛はびくびくしており、探索に時間が掛かるため雫の一声でチェンジとなった。それを聞いた金剛の顔は哀愁が漂っていた。なんとなくこれからが予想できてしまうのが悲しい。

そうやって金剛を引っ込めた雫であった。しかし、


「面倒ですね。ここからが悩みどころなんです。というか未だにあいつらの関係性をちゃんと理解できてねぇーです。えーと鉄ちゃん。もう一度

説明するです。」

「……………」


口どころか表情すらほとんど動かない鉄ちゃんの人型モードにもすっかりなれ、多少の言いたいことなら理解できるようになった雫たちでも長文になるともうお手上げである。

というよりも端から見れば基本的にこのパーティーは雫一人でずっと喋ってるだけなので、ある程度の意思疏通が出来てる雫がすごいとも言える。がしかしそんなことより今はニュー小鉄たちのことである。


「えーとたしかヒーとクーが仲良くてヒーとまぐたんは仲悪くて、というかヒーは、はくたくとクー以外と仲悪いですよね。それならどっくんは…ダメですね。うーんとまあいいです。鉄ちゃんランダムで誰かを、っとえーダメなんですか。」

「わんわんワわん」


今は総勢8体のニュー小鉄たちがいるのだが進化の結果、仲の良し悪しが出来てしまったのだ。しかも何が一番問題かと言えば雫はその事についてあまり把握できていないのにノリで呼び出そうとしてしまう点であった。その暴走を止めるのはいつもわんこなのである。


「もうそれならいいです。はくたくを召喚です。あいつなら問題ねぇー筈です。」

「…………………」


あまり乗り気ではない様子の鉄ちゃんであるが渋々、はくたくを召喚する。


「はくたくはあの8人組の中で唯一無二の存在ですから。あいつらのリーダー何です。」

「きゃきゃ?」


初めて聞いたという風に可愛らしく首をかしげるはくたくであった。


雫からは頼りにされているはくたくなのであるが戦闘要員ではない。タイプ的に言えば雫に近い。雫から錬金術とボムと魔法銃を無くした感じがはくたくである。基本的に他の8人組の仲介役のようなものであった。



とは言っても何も役に立たない訳ではない。はくたくは常に少し輝いており、全身を覆うその光はほんのりと暖かいのである。


「いやーはくたくの光は本当に心地良いです。なんか優しい光な感じがするです。」


そんなことをいいながらもわんこや鉄ちゃんたちはどんどんと湧き出てくるモンスターと戦闘を行っているし、ほっこりとしながらも雫は休むこと無くボムを投下しているので回りは爆風の嵐なのだが。

それでも雫のごくごく周辺はほっこりとしているのだった。



まぐたん。

アダマンタインを食べて進化した。基本的に金属系なら何でも引き寄せる協力な磁気を纏った少女。8人組の最年少。いつものんびりしてるけど磁気を消されると怒りだす。


金剛。

金色のダイヤモンド。金剛石を食べて進化した。鉄ちゃん級の防御力を手に入れたにも関わらず心は硝子でできている。誰かの後始末は基本的に押し付けられる苦労人な男の子。


はくたく。

???を食べて進化した。鉄竜に匹敵する防御力を失った代わりに、ただ少し暖かい光と真っ白なボディーを手に入れた8人組の頼れるリーダー。に雫から任命されたほんわか女の子。理由は唯一誰とも仲が悪くないから

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