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戦う錬金術師です(涙目)  作者: 和ふー
第1章 王国編
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小鉄たちの新ネーム

1ヶ月近くも休んでしまってすいません。これから少しずつペースを取り戻していきたいなー。と思っています。

ハロウィーンのイベントも一通り楽しんだ雫たちは、気持ちを切り替えて第9のフィールドの攻略を再開した。格好はいつもの『知識の到達者』装備一式である。普通に戦闘を行うのならイベント限定装備の方が有効なのだが、雫的にあの格好はコスプレなので遊び以外での着用はしないのである。


「それにしてもここのモンスターは今までと違って厄介ですし、私も新しいことをやってみるです。鉄ちゃん、えーとあいつを出すです。小鉄の、っとこの前新しく名前を考えたんだったです。まぐたんと金剛を召喚するです。」

「……………」


鉄ちゃんは雫の指示のもと直ちに召喚する。元小鉄たちが進化したことによって鉄ちゃんの『眷属召喚』のスキルも少しレベルアップし、任意に選択しての召喚が可能となったのであった。

雫のご指名を受けたまぐたんは、アダマントという磁気を纏った鉱物を食べたためそれに応じた能力を使う形態に進化を果たした。まぐたんの能力で剣などの金属武器を奪ってしまった所を雫が見て、


「あいつはマグネットみたいなもんなんですね。」


の一言により彼の名前はまぐたんとなった。

もう一体の方は名付けが最後の方となり雫も名付けに飽きてしまったため彼の進化の決め手である金剛石からとって金剛となった。悲しいやつである。といってもその防御性能は本家の鉄ちゃんにも引けをとらないほどであった。


「よしまぐたんに金剛。今回は私のカッコいい新技の成功が掛かってるですから頼むです。失敗は許されんです。」


呼び出して早々、中々の無茶を言う雫であるが小鉄時代にもこんな経験を積んできている二人はもう動じない。任務を遂行するべく能力を発動する。

しかし敵モンスターもやらせまいと襲いかかってくる。相変わらずかなりの大群が雫たちに向かってくる。わんこや鉄ちゃんたちには何をやるかてんで検討もつかないので雫を守ながらも行動は無視する方向で敵を倒していく。

金剛は雫の盾役のように行動をしているがまぐたんの磁力は敵モンスターに全く影響を与えていない。それもそうでまぐたんの能力は、金属を所持した人形モンスターなどに有効な能力なのである。

しかし雫は満足そうに頷きながらちょくちょく動きながら何かをばら蒔いていた。そしてそろそろいつも通り『人気者』の影響で敵の増援がくる頃に雫がまぐたんに合図を送り能力の発動を止める。そして鉄ちゃんたちも一旦退かせた雫は、地面に手を置き叫ぶ。


「さーて上手くいってくれです。『錬成』」


雫は『錬成の極意』を発動するスキル発動にスキル名を叫ぶ必要はないが雫はイメージしやすいためスキル名を言うことを好んで行っている。

それはさて置き、雫が錬成の終えても何かが起こる様子はない。それを見た敵モンスターが金剛とまぐたんしか回りにいない雫目掛けて向かってくる。それを見たわんこが影を使って雫を回収しようとすると突如、地面が爆発する。


ドゴゴーーーーーーーーン


いきなりのことで少し呆れているわんこがその合間に雫たちを回収すると、ドヤ顔の雫はというと、


「ふふふ。これが私とまぐたんのコンビネーション技。地雷錬成です。いやー上手くいって良かったです。ミスってたら私ごと爆破してるところです。危ない危ないです。」


雫はかなり満足げに頷いているのだった。その後ろで金剛は、盾役に任命されていたためか驚愕の表情を浮かべているのだった。

そして数体を巻き込んでの爆発を警戒したモンスターたちは雫たちに近づくことを躊躇しだす。モンスターたちからすれば何も無いところが突然爆発したので警戒して然るべきである。そのためその後のフィールド攻略は断然スムーズにいくのであった。



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