表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦う錬金術師です(涙目)  作者: 和ふー
第1章 王国編
135/398

合流と王の部屋

大型の傀儡を倒し終えた雫たちの前には、またもや幾何学的な模様が描かれた床があった。罠かもしれないが、現に前の模様は罠であったがこれ以外に先に進むためのルートが存在しないため模様による転移を選択する。

「次は何処に行くんですかね?もうそろそろゆっくりしたいところなんですけど、どう思うですアンフェ。」

「~♪~♪」

そう言いながら模様の中心に足を進める雫とアンフェは、また転移されるのだった。



「っと何度やってもこの感覚は慣れないです。アンフェは…ちゃんといるです。ここは、さっきのボス部屋よりも広い気がするです。と言うことはもしかしてボス戦が続くんです?それはちょっと面倒です。」

雫とアンフェが、転移してきた場所は大型傀儡と戦った部屋よりも大きな空間であった。その広さからボス戦を連戦させられるのではと、考えた雫の顔は勘弁してほしいと願ってる感じであった。と言っても部屋には誰もいなく、雫たちが転移されてきても何も起きていないため雫は、ここで休憩することを決めた。

「と言うことでアンフェも休むです。さすがにわんこたちがいない中での探索は疲れたですし、いつまでこの状況が続くかわからないですから、休憩は出来るときにしとくです。」

と言いながら雫は、地面に座って休憩がてら、先程までの戦闘で消耗した武器などの整備を始めた。

雫たちがこの部屋で休憩を始めてから5分ほど経過した時、雫とアンフェは何かを察知した。いつでも動ける体勢を整えて警戒していると、そこには雫たちがよく知っている面々が転移されてきた。

「わんこ、鉄ちゃん、シロ。驚いたです。まあ色々言いたいことはあるですけど、合流できて本当に良かったです。もう私から離れちゃダメですよ。」

それを聞いたわんこたちは、少し疲れた顔をしたが、まあいつもの事なので切り替えた。みんな無事に合流できたことを喜ぶのであった


わんこたちの話では雫とアンフェとはぐれた後、別ルートから転移して来たらしい。そのルートにも大型傀儡は出現したらしいが雫が通ったルートと異なるのはその数である。雫とアンフェは、1体のみであったがわんこたちは、合計6体の大型傀儡との戦闘を行ったようであった。

「ほへー。わんこたちの所も色々と面倒だったみたいです。まあでもやっとみんな揃ったんですし、まあなんとかなるです。」

その後雫は、わんこたちの休憩を取った後先に進むことを決めるのだった。


先に進んでいった雫たちは立ったが、転移してきた大きな部屋から、先に進めるルートは1つであり、そのルートも一本道となっておりその上モンスターも出現してこないでいた。不気味と言えば不気味なのだがモンスターが出てこないのはまだ疲れがある雫たちにとっては、嬉しいことなので警戒はしつつも進んでいくのであった。

「でも何回か転移してるですし、今ここがどこなのかわからんです。しかも行きは転移できるですけど帰りの転移は出来ないですし、ちゃんと帰れるんです?」

と、一本道にも飽きてきた雫は色々と考えを巡らせていた。しかしそんな考察も一本道の終わりが見えたことによりすぐに消えることとなる。

一本道の先にあった部屋は、先程までの部屋のような広い空間でこそ無かったが豪華な部屋であり、長い間放置されていた遺跡とはとても思えない物であった。

「すごいですね。こんなに豪華な部屋を私は見たことないかもです。なんかの王様の部屋って感じです。ねっわんこ。」

「わんわん。」

そんな雫たちの会話を聞いていたのかその部屋から声が聞こえるのであった。

「ご名答だよお嬢ちゃん。君たちがいるこの部屋はかつて砂漠の王と呼ばれていた私の部屋であるからね。」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ