ハイエルフと挑むエキドナの旅(中篇)
此度の内乱に於いて真っ先に剣戟を交えたは、従者騎士・エレオノーラである。
彼女は誰よりも素早く姫の御前に立つと柄を握って身構えた。その判断と位置取りは、的確にして精緻。最も近くにいた敵の眼前に立ち、自らを鉄壁の盾としたのだ。
その敵とは、エレオノーラの身近に控えていた邸内の警護騎士である。
廊下側は出入り口間近に控えていた彼ら三名は、瑛斗の想定通りクレーマン子爵側の伏兵であった。警備の兵として、事前に邸内へ潜り込ませていたのだ。
彼らは主人の悲鳴とも怒声ともつかぬ命令にすぐさま反応して寝返ると、猛然と抜刀してイリス姫へ襲い掛かった――いや、襲い掛かろうとした。だがいち早く彼らの懐へ飛び込んだ、小柄な金髪緑眼の騎士に阻まれたのだ。
それこそがイリス姫の忠実なる騎士である、エレオノーラだった。
彼女は炎を宿した翠玉色の瞳を光彩鋭く輝かせ、全体重を乗せた剣の柄を先頭にいた敵騎士の鳩尾へと叩き込んだ。
「ぐおっ?!」
不意を打たれた敵騎士は、小さく唸って他の二人へと倒れ込む。
そこへ全身甲冑の隙間を狙い澄まして突き込んだエレオノーラのサーベルが、見事肩口の装甲を貫いて先頭の敵一人を悶絶させた。
苦悶して横転する同僚に怯んだものの、残り二人の敵騎士は破れかぶれの剣戟打ち放つ。だが落ち着き払ったエレオノーラは、華麗な剣裁きでそれらを難なく躱して弾き返すと、
「何人たりとも、ここから先へは通さんッ!」
凛と澄み渡る声で叫んで、姫の御前に立ちはだかった。
こうして剣技冴え渡る若き従者騎士に、内乱者による第一波の攻撃は見事挫かれたのである。まるで先の展開を予期していたかのような、見事な剣裁きであった。
「それ以上好き勝手やらせるかよッ!!」
その後を受けるかの如く、アードナーが寝返った残りの騎士二人へ猛然と襲い掛かる。謁見室の長テーブルへ飛び乗って、机上を駆け抜けて飛び掛かったのだ。
「姫を連れて安全な場所へ行け、エレオノーラ!!」
「すまない、アードナー殿!」
そう叫ぶと、敵騎士らをあっという間にイリス姫らの許から引き離す。
アードナーの剣には一点の曇りなし。圧倒的な剣技の冴えを見せ、数的不利をものともしない。今までの鬱憤を晴らすかのように、ここぞとばかりに猛り狂う豹が如しだ。
続いてイリス姫を追いかけて雪崩込もうとするは、子爵と近衛隊長・ゲイラー。そして子爵を護る四人の近衛騎士である。だがエアハルトが彼らの行く手を阻む。身体を長テーブル上に滑り込ませて、素早く手前へ廻り込んだのだ。
この隙にエレオノーラに伴われたイリスは、奥の扉をくぐり抜けて謁見室から脱出した。くすんだ赤髪と深緑髪の騎士二人は、姫らの無事を見届けると、クレーマンの一団へ向けてそれぞれが正眼の構えで向き直って叫ぶ。
「往生際が悪いぞ、クレーマン!」
「罪を認め、神妙にして縛に就くがいい!」
「そいつ等を吾輩に近づけるんじゃあないッ、ゲイラー!」
双方の陣営が雄叫びを上げると、ゲイラーの下段切りがエアハルトの足元を襲う。寸でのところで跳び退いて躱すと、クレーマンとの間に距離が開いてしまった。
「ヒハァ! 待ちたまえよ、我が姫よォォッ!」
エアハルトが舌打ちをするも間に合わず。クレーマンは狂気の高笑いを残し、二人の護衛騎士を伴って廊下側のドアから出て行ってしまった。
その出入り口を塞ぐように立ちはだかるは、近衛隊長であり上級騎士のゲイラーである。その剣技の腕は去る事ながら、こと戦闘に於いて決していい評判を聞かぬ。騎士らしくない足元を狙った下段斬りといい、心して掛からねばなるまい。
口元を歪めて嗤うゲイラーが、エアハルトを睨みつけつつ口を開いた。
「ああ、エアハルト……最近よく聞く優男の名だ」
「なに、貴殿の悪名には到底及ばんよ、ゲイラー殿」
「貴様は随分とイヌの様に優秀な騎士だそうじゃないか」
「その噂も当てにならんよ。野犬の如き貴殿には、まるで敵うまい」
「チィッ、貴様のそういう優等生な所が気に入らねぇンだよ!!」
エアハルトはゲイラーの熾烈な斬撃を華麗なバックステップで躱すと、謁見室中央でアードナーと背を合わせた。
敵の数は近衛隊長・ゲイラーを始めとした五人。二対五では分が悪い。だがそんなことなど、エキドナ別邸へ足を踏み入れた瞬間から覚悟の上である。
それに――上級貴族らの不正を暴くこの瞬間の為に、どれほどの時間を耐えに耐えたであろうか。万感の思いが、若き騎士たちの胸に去来する。
「おう、いっちょやってやろうぜ!」
「ああ、君と一緒に居るとこんなことばかりだ……」
「派手に闘ろうぜ、エアハルト!」
「だがすっかり慣れっこだよ、アードナー!」
倍以上の敵に相対しようが、二人の騎士は億尾も見せぬ。くすんだ赤髪と深緑色の髪を揺らして、不敵にニヤリと笑って見せた。
二人の騎士は揃いに揃って剣を振るうと、互いの切っ先は唸りを上げた。
◆
子爵の号令にいち早く反応したのは、クレーマン子飼いの軍ではない。
突然の思いも寄らぬ命令に、配下の指揮系統はもとより物見遊山気分でいた兵士たちがすっかり途惑っていたためだ。
「全隊突撃!」
その機を逃さず混乱に乗じて突撃を開始したのは、ドラッセルを先頭にした『銀の皿騎士団』は、新進気鋭・勇猛果敢な二班十二名。半分開いたままの正門をあっという間に打ち破ってエキドナの庭へ分け入ると、数百を数える敵騎士団のただ中を、一気駆けに駆け抜ける。
突如現れた『銀の皿騎士団』の突撃に、エゴン・クレーマン指揮下、エキドナ邸護衛騎士団の隊列は、抜刀すらできずに乱れに乱れた。
木々茂る夕闇のエキドナの庭で、突如現れた敵の数すら見極められぬ程である。
「うおおっし、一番槍は貰ったぞ!!」
長槍を振り回したドラッセルは、エキドナ別邸の玄関先に張り付いていた護衛騎士らを蹴散らすと、正面玄関は中央に陣取った。
「正面の腐れ兵士ども、お前らは一兵足りともここを通さんぞ!」
そう大喝したドラッセルが見栄を切って派手に暴れる。
自らの精神力と引き換えに防御を上昇させて、敵の注意を引き付け戦意を挫く騎士の技術「強靭鉄心」である。
まずはこうして、正面玄関を制圧し邸内への増援阻止に成功した。
そんな中、威風堂々とした大柄な騎士に恐れをなしたか。正面からの侵入を諦めて、裏口に回ろうとした敵部隊があった。
だが裏口へと通じる脇道に足を踏み入れた途端、突風が巻き起こった。
「うおぁっ!?」
「なっ、なんだこの竜巻は……?!」
荒れ狂う暴風と共に姿を現すは、とてつもなく巨大な影。
兵士たちの前に、山のような魔人が聳え立った。
「バ、バカな……」
「ジ……風の魔人だと……」
その奏者は、エキドナ別邸の屋根にあり。
月光を背にし、旅装のマントをはためかせ立つ。
孤高の鷹が如きシルエットは、森の麗人ハイエルフ。
言わずもがな『六英雄』が一人・アーデライードである。
そのすぐ隣に寄り添うは、小柄なダークエルフ。
赤く輝く冷たい瞳で、どこか遠くを睨め付けるレイシャである。
彼女は視線をアーデライードへ向けることなくぽつりと呟く。
「レイシャ、おっきいの、やる?」
「いいからアンタは『あっち』に集中しなさいな」
アーデライードの使役する上位精霊の操作には、相当な集中力が必要とされる。故にレイシャの問いには、にべなく言い放つ。
しかしレイシャもすぐさま納得したようで「ん」と言ったきり黙りこんでしまった。
「私が手助けするのは最低限。あとは若いモンで何とかしなさい……なッ!」
そう言って、アーデライードがタクトの様に指を振るうと、無謀にも風の魔人へ闘いを挑んだ敵兵士が、無残に吹き飛ばされて森の奥へと姿を消した。
アーデライードが詠唱した精霊語魔法は「サモン・エレメンタル」である。この魔法により地水火風の精霊を自在に呼び出すことが出来る。
高位精霊使いである彼女は、上位精霊を呼び出すことが可能である。しかも奏者である彼女の掌の上で、逆巻く小さな旋風は四つ。
「お……お、おい、ウソだろう……?」
「ジ、風の魔人が四体……だとぉ!?」
それに伴い現れたジンの数は一体ではなく四体である。わざわざ風の魔人を四体召喚し各所へ配置したのは、敵兵を一兵たりとも裏口へ回さぬための術である。
上位精霊を一度に四体召喚できるは、数として最大。何故ならば、それ以上の上位精霊を呼び出せる精霊使いが、この世に存在しないのだから。
これは「高位精霊使いのアーデライード」故の魔法なのである。
「裏手には猫の子一匹、行かしゃしないわよ……」
小さな舌をぺろりと出して、ハイエルフは好戦的な瞳で呟いた。
こうして屋敷裏手側への道は、アーデライードによって完全にシャットアウトされると共に、屋敷周辺の戦況は完全に制圧されたのである。
「おほほほっ! さぁて風の魔人たちよ、やっておしまいッ!」
そう言って、天高く高笑いする。
実に愉しげなその姿、まさに悪の女幹部が如しであった。
◆
この頃、瑛斗は屋敷一階の別室、談話用の控室にいた。
外に鳴り響く剣戟の音と時の声を聞き、戦いが始まっていることは、既に察している。だが瑛斗の前に立つ、初老の執事の姿があった。
「フン、残念だがここを通すわけにはいかんぞ、小僧……!」
「悪いがアンタにつきあうのはここまでだ。俺は先へ行かせてもらう」
目の前に立ちはだかるは、エキドナ別邸の執事・マッテスである。
クレーマン子爵を易々と邸内へ招き入れた彼もまた、子爵の密偵であった。
「どうかのぅ……剣を持たぬ小僧など、ワシの魔法で十分じゃて」
老執事はそう言うと、懐から小さな魔法杖を取り出した。
それを見た瑛斗は、咄嗟に老執事の背後へ回り込む。何らかの技術は持っていようと予測していたが、どうやら彼は魔法使いのようだ。
「スリープ・クラウド」
古代語魔法「スリープ・クラウド」は、眠りの雲を発生させ、それに触れた敵を眠らせることができる魔法である。耐久に失敗すれば、たちまち眠りの世界へと誘われてしまうであろう。
だが瑛斗は眠りの雲の中に平然と立ち尽くし、あまつさえ笑みすら浮かべていた。その姿を見て、先程までの余裕を失って老執事は驚愕した。
「なっ……ば、莫迦な……グァッ?!」
老執事の後頭部へ鈍痛の一撃。それは瑛斗の攻撃――組んだ両手で殴りつけたのだ。所謂ダブル・スレッジ・ハンマーである。
今まで老執事が相手をしていた瑛斗は、レイシャの唱えた古代語魔法「ディスガイズ・クリエイション」により作り出された『幻覚』であった。
瑛斗は部屋に招かれて入るなり死角を突いて、レイシャの唱えた『幻覚』と入れ替わったのである。そうして窓際のカーテン裏へ身を隠した。あとは厳寒の聖なる森で鍛え上げた狩人の技能・隠蔽技能で息を殺して潜んでいたのだ。
呻き声を上げて倒れた老執事に馬乗りとなり、彼の両手を背中側に回すと、腰のポシェットから取り出したナイロン製の結束バンドで手早く拘束する。
「レイシャのいう通り、魔術師だったね」
「……えへん」
飛龍による天空の旅で利用した「クリエイト・サウンド」と「ウィザーズ・イヤー」の複合魔法でレイシャと会話する。
老魔術師から立ち上る魔力を感知したレイシャの、咄嗟の機転であった。アーデライードが「アンタは『あっち』に集中しなさいな」と言った理由がこれである。
「ん……レイシャ、やく、たった?」
「もちろん役立ったよ、ありがとう」
礼を言う瑛斗に対して、レイシャからの返信がない。
恐らくは、照れて恥ずかしがっているレイシャが、屋根の上に落ちている何かを足先でころころと転がして弄っているに違いないが、それを瑛斗は知る由がなかった。
兎にも角にも部屋を出ようと、まず瑛斗はドアの前に立った。だが重厚なドアには廊下側から鍵がかかっていて、そう簡単には開きそうにない。
「ハハハ、どうせお前はここから出られまいて!」
悔し紛れか負け惜しみか。床に転がったままの老執事が瑛斗に向かって叫ぶ。
だが瑛斗は落ち着いて、老執事に向かって穏やかに問う。
「ところでこのドアは何で出来ているんだ?」
「最高級のウォールナットだ。だがそれがどうした」
「そうか」
ウォールナットとはチーク材やマホガニーと並び、世界三大銘木に数えられる最高級木材の一つである。木目の美しさや適度な硬度から、高級家具に使用されることが多い。
瑛斗はドアをコンコンと叩いたり撫でたりして材質の様子を確かめていたようだが、突然拳を振り上げるとドアノブ付近を殴りつけた。
すると激しい炸裂音と共に、ウォールナット製の重厚なドアに穴が開いた。
瑛斗は素手で、分厚いドアをぶち破ったのだ。
これには老執事はおろか、預かった瑛斗の剣を必死で壁に立て掛けて、廊下側で不安そうに待機していたメイドまでもが、腰を抜かさんばかりに驚いた。
それもその筈、炸裂音と共に分厚い重厚なドアから少年の拳が突き抜けたのだ。これに驚かぬ者など、アーデライードら六英雄くらいのものだ。
何故ならばこれには理由と秘密がある。ウォールナットとは胡桃。胡桃とは、かつて瑛斗が指先でぱきぱきと割った時のように、異世界人の特性で非常に柔らかい材質の一つなのだ。
そうして瑛斗は何度もドアを殴りつけて大きな穴を穿つと、そこから手を差し込んで鍵を外す。開いたドアから廊下へ出ると、腰を抜かした先程の剣を預けたメイドが、瑛斗の片手半剣の傍らでへたり込んでいた。
相当恐ろしかったのだろう。震えて尻餅をついた床には小さなシミができている。
「荷物預かりすまないな、ご苦労さま」
そちらを見ないようにして申し訳なさ半分に礼を言うと、クロークルームに預けていた外套を受け取るかの様に、メイドから巨大な片手半剣を奪い返す。
そして瑛斗は振り返ることなく、長い廊下を駆け出した。
◆
その頃――多勢に無勢のドラッセル率いる『銀の皿騎士団』は、正面玄関からロビーは中央階段近く、室内戦にまで押し込まれていた。
ドラッセル小隊に相対するは、槍斧を携えた大男、エゴン・クレーマンが指揮するエキドナ護衛騎士団である。
精鋭揃いの『銀の皿騎士団』と言えど多勢に無勢は変わらない。ドラッセルらの一隊は激戦を極め、常に劣勢を強いられていた。
階段前に陣取って仁王立ちしていたドラッセルがアードナーに向けて叫ぶ。
「くそぉっ、二人抜かれた! アードナー、すまねぇ! 頼む!!」
アードナーとエアハルトが相手取るは、子爵直下の近衛隊長・ゲイラー率いる護衛騎士二人と、内通していた騎士二人。
その内の二人は潰したが、残りのゲイラーら三人がしぶとくて手強い。
「おいおい、マジかよ……」
アードナーが悪態をつく。息の上がりかけた今ここで、また二人加わると考えれば眩暈がしそうだ。それでも騎士が弱音を吐くわけにはいかぬ。もう二度と諦めぬと誓ったのだ。
今一度剣を構えると、アードナーはゲイラーへ向けて得意の剣技を突き入れた。
一方、ドラッセル率いる団員たちに大きな負傷者は見られないものの、疲労の度合いは限界に達する寸前である。これ以上の長期戦は不利になる。
敵騎士団の頭目であるクレーマン子爵を即座に押さえ、短期決戦を目論んだ当初の計画は、既に破綻してしまったといって過言ではなかろう。
ドラッセルの脳裏にはこの現状を打破しうる、カードでいうジョーカー的存在の少年がひとり、頭に浮かんでいた。
ちょうどそこへ、別の廊下側から走り込んでくる小さな影――
「エイト!」
ドラッセルは即座に数名の団員に指示を出し、階段前を大きく確保する。
「へっへへ、勇者がやっと来やがった」
「すまない。思ったよりも出遅れてしまっ……」
そう言い終わる前に、ドラッセルは瑛斗の腰ベルトを引っ掴むと、凄まじい膂力を以て小柄な少年を階段上へと放り投げてしまった。
面食らう瑛斗に対し、ドラッセルはニヤリと笑って親指を立てた。
「早く先へ、行っちまえエイト!」
「ドラッセル、危ない!」
瑛斗の声を受け、ドラッセルは即座の反応で長槍を捨て、腰の幅広剣を抜き放って構える。そこへ上段から襲い掛かった槍斧を寸でのところで弾き返すと、激しい剣戟の音と共に互いの武器から激しい火花が散った。
「オレの獲物を躱すたぁ、やるじゃねぇか下級騎士……!」
威風堂々たる体躯を持つ、上級騎士エゴン・クレーマンである。
「ドラッセル!!」
「急げ、エイト! オレらの代わりに行ってくれ!」
ドラッセルは雄叫びを上げると、巨体を揺るがせてエゴンへ猛然と掴みかかる。
巨漢同士の迫力ある激突は、鉄と肉がぶつかり合う音を響かせた。ドラッセルはエゴンよりも縦に大きく、エゴンはドラッセルよりも横に大きい。
鋼と血の混じり合う臭いを周囲に撒き散ちらしつつ、二人は激しい肉弾戦を展開する。重量に上回るはエゴン。揉み合うドラッセルの巨体が、左右に大きく揺さぶられた。
「エイト、早く行けぇ!! 行ってこの国を変えてくれッ!!」
「……死ぬなよ、ドラッセル!」
今の瑛斗は、ただ彼の武勇を信じ、先へ進むしかない。
闘う友の絶叫を背にすると、瑛斗は振り向くことなく上階へと駆け上がった。




