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寝台にはうつ伏せの美しい青年と、青年に馬乗りになって跨り、上から背中をグイグイと押している忍兄の姿。


「ああ゛ぁぁーーん……んっ…ん…」


それにしても良い声で喘いでらっしゃる。

窓際のテーブルでは、アル君と私がお茶をいただいている。


いつもなら、仕事中の兄を見る機会など殆どないのだが、知らない人のおうちで(※豪華な屋敷、ほぼお城)兄と離れるのが不安な為、こうして傍で待機中という訳だ。


「シ、シノブさん……何というか、声だけ聞いていると誤解そうなんですが」


アル君は頬を真っ赤に染めて、さっきからずーっと床とご対面中だ。


「忍兄ぃ――元の世界でも整体してる最中に声が出る人はいたけど、ここまで良い声で喘いで……げふんっげふんっ……あー喜んでくれる人は初めてだね」


整体中に声が出るといえば静姉だ。

静姉は修羅場(腐った(BL)本の制作追い込み)の後に度々兄に整体をさせていたが、どちらかというと「う゛あ゛ー効ぐぅ(ぎぐぅ)ー」とオッサンの様な声だった。


「ほんと、ここまで反応が良いと整体師冥利につきるな」


綺麗なお兄さんが、頬染めて喘いでくれるなんて最高だ!!

兄よ、いい仕事してるぜ!!と良い笑顔でぐっと!親指立てた。


「ああぁぁぁぁぁ……シ…シノブ…もっと、もっとして下さい」


こ、これが!忍兄の毒牙にかかってはノンケさえもその道を踏み外すという、これが噂のハーレム効果か!!寝台の上ではまだ物足りないと、美しい青年ことシャール様が切なそうに兄に訴えている。

ええのぉー、ええのぉー、そんな顔でおねだりされたら堪りませんな。


「シャールさま……ふふふ……すっかり(兄の整体の)虜じゃないですか。良いでしょう。兄の(・・)ゴッドフィンガーで、貴方をめくるめく快楽の世界へ誘って(いざなって)さしあげましょう。忍兄、やっちゃって下さい」

「なんでシズクさんが指示されているのでしょう?」

「アル君、そんな些細なことは今は問題ではないのだよ……フフフっ…騒ぐ、騒ぐぞ!腐女子の血が!!魂が!!」


「あーはいはい、シャール様、随分とお疲れのようですし、この際全身しっかり解しておきましょう」

「あ"ぁ…ぜ、全身く、くまなく…お、お願いします」


「シズクさん…悪人のような顔になってますよ」

「し、失礼だな。私は元からこの顔だよ!!」プンスカッ!!


「ああぁぁん……シ、シノブゥ…しゅ…しゅごい……」

「はいはい、しっかり解しましょうねー」

「うぁーくるわぁ――――腐の神が今ここに光臨」


私は豪華な寝台で喘ぐシャール様に向って五体投地するのだった。

妹…腐ってる

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