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第6話

まだ全然この世界の情報とか載せてませんね~

いい加減載せていきたいと思います。

とりあえず、奴隷編読んでってください。

しばらく、兄さんはその首輪と睨めっこしていた。絶賛魔眼発動中だ。傍から見たら眠っている小さい子を凝視している変態にしか見えない。

「大分わかったぞ。」

呟きながら顔をあげる。今まで使っていたのは魔法を分析する能力。俺のスキルでは大まかなことしかわからなかったからさらに細部まで理解する必要があった。

「爆発魔法は首輪が無理やり外されるときに発動する。開錠魔法はキーワードを言う事で首輪が外される。探知魔法は発信機になっていて主に居場所を伝える。契約魔法は、今回のは奴隷契約だけど、主に逆らえなくなる魔法だ。これは、上乗せして契約できる。ま~、いちいち主を変えるたびに新しい首輪準備してたら効率悪いよな。」

・・・・・上乗せ?それはつまり俺たちのどちらかが主になればこの子は奴隷商につかまらないで済むのか?

「お前のことだからどっちかが新しい主になって楽させたいって考えてるんだろうけど、やるなら勝手にやっとけよ。俺はそんなことするつもりはない。」

「な!じゃあ、なんであのブタを殺したんだよ?」

呆れた目をしながらこっちを見てくる。

「はー、それは純粋にあいつが醜くて目障りだからだよ。」

うそだ、兄さんがそんなことで人殺しを俺にさせるわけがない。たぶん本当はこの子を助けたかっただけだな~。素直じゃないな~。

「は~、わかったよ。俺が責任持つよ。で?契約魔法はどうするの?」

「そこは、お前のスキル頼りだよ。」

仕方ない、答えを導きし者を使うか。

≪契約の呪文を説いて相手に血を舐めさせる≫

その呪文は?

≪我が名において、我に生涯その身を捧げ我の物となれ≫

「厨二だ。兄さん魔法はやっぱり厨二な世界なんだよ。」

兄さんが不思議そうな顔でこっちを見ているの無視して呪文を唱える。なんだよ我って!

「我が名において、我に生涯その身を捧げ我の物となれ。」

そういって、手頃にナイフなどがなかったから噛んで血を出しそれを口の中に垂らす。

首輪が鈍く光ったと思ったらそれで終わった。

「ふー、あとはこの子が目を覚ますのを待つだけか。」

そういって外を見たら夕日がきれいに輝いていた。

「今日はもう終わりでいいか。・・・・血が付いてるから洗濯するか。」

ふと思い出した。着替えは?

「兄さん、死活問題だ!。」

机に突っ伏していた兄さんには勢いよく近づいた俺に驚く。

「ど、どうした。何か問題があったか?」

「ある!俺らはもう少し生活をより良くした方がいい!俺らずっと地球のジャージのままだ。という事で今日の稼ぎで服買ってくるね!」

ダッシュで部屋から出て服を買いに行く。安そうな服屋を見つけて飛び込んだ。

「いらっしゃいませ~。」

受付にいるおばさんが出迎える。そのまま服を探してく。おばさんから見たら無愛想な客なのだろうか?

「破け難い服ってありますか?」

初めて俺がしゃべるとおばさんは笑みを浮かべていくつかの服を見繕ってくれる。

「じゃあ、これとそれとそっちのやつの黒色をください。」

適当に俺が選ぶとおばさんが注文の色の服を奥から取ってくる。

「はいよ、合計で690Gだよ。」

説明しよう、1G銅貨1枚、100G銀貨1枚、10000G金貨1枚、1000000Gで白金貨1枚だ。ちなみに狼は1匹50Gが57匹いたので2850Gそして薬草の依頼で300G。前日の宿代集めのあまりに265G。そして今日1週間分の宿代が945Gだ。よって手持ちは2470Gになっている。それを半分に分けているので俺の取り分は1235Gだ。半分以上消えたね!

おつりなどをポッケにつっこんで急いで宿に戻る。

部屋に戻るとそこには小さい子を抑えつけている兄さんがいた。あっ、目が合った。

「・・・・・・・すいません、部屋間違いました。」

「おいおいおいおいおいおい、何逃げようとしてるんだよ。とりあえず言い訳させろ!」

ふ~、まさか兄さんが小さい子供を襲う性癖があったなんて知らなかたよ。

「違う!断じて、違う。とりあえず聞け!」

おいおい、地の文につっこむなよ。

「はい、では言い訳どうぞ。」

「はい、集が出てってしばらくしてからこいつが起きだしたんだよ。そして俺を見るなり襲ってきやがった。」

ふむふむ、兄さんは足で小さい子を抑えながら説明をつづける。

「その後、捕まえようとするとすばしっこく逃げるから時間がかかって捕まえたのがついさっきでお前が帰ってくる直前だ。」

「ま、完璧に予想してた通りだね!はぎゅ!」

殴られた。悪ふざけが過ぎたかな。そんな俺たちを足元で小さな子が見上げていた。


まだまだ、チートはこんなものじゃないぞ!

期待してくれ!

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