第5話
ウィース
最近堕落した生活を送ってマース。
いやー、学校無いと人間だめになるっすねー
町に戻って昼飯を食べた後、ギルドに報告に行った帰り俺は広場の人だかりの興味を持った。
「ねえ、兄さん。あr「ダメだ。」まだ言い切ってないよ!」
「今のお前の顔は、厄介ごとに巻き込まれていくときの顔だった。」
うわ~、ばれてる。
「いいじゃん。野次馬だよ。巻き込まれないよ。」
「ダメd「行ってきます。」は~。」
やられたらやり返すのが俺の流儀。兄さんの言葉を無視して広場に突入する。
「うわ~、これは凄い。」
そこで繰り広げられいたのはブタ(体系だけじゃなくて顔もブタっぽい)が体を一枚の布で覆った小さな子供を殴っている。
周りの人になんで止めないのか聞いたら、
「あれは奴隷なんだよ。人の所有物に手を出すことになるから犯罪になるんだよ。」
なるほど、だからあのブタは見世物みたいなことをしているのか。
兄さんが俺に追いついてその光景に驚いている。
「なんで、助けない?」
少し怒気の含んだ兄さんにわかっていることを伝えた。
「なら、誰にも気づかれずにあのブタだけを殺せるか?」
「ちょっ!落ち着いてよ兄さん。俺は人殺しになるつもりはないよ。俺捕まっちゃうじゃん。」
「だから、誰にも気づかれずにって言ったろ?それにあれは人じゃない、ブタだ。」
「ちょっと待ってよ。誰も止めないのはこの国がそれを認めているからで、地球の感覚で奴隷制度は悪みたいな考えはやめてよ。」
反抗した俺を見て兄さんは呆れながら言う。
「は~、別に奴隷制度自体は認めているよ。それも一つの使い道だからね。」
「ならなんで?」
「純粋にあのブタが気に入らない。」
あ~、わかるよ。でも、そんなことでいちいち人を殺してたまるかよ。
「頼む。俺の一生のお願いを聞いてくれ。」
どんだけ嫌なんだよ。まあ、いいけどね。
「じゃあ、ちょっと離れよう。ここだとばれる可能性がある。」
そういって、場所を変えて作戦会議。しばらくしてから屋根の上で俺の集中力を高める。
「強すぎて周りの建物まで傷つけないように、それでもって研ぎ澄ませた刀のように。幅15㎝程度。・・・・・逝け!」
その不可視の刃がブタの首を飛ばす。野次馬は飛んでいく首につられて小さい子から目を離す。俺はそのまま風で首をできる不自然がない限り高く上げる。
その隙に、兄さんが小さい子を抱きかかえて最速で移動する。普通の人が見ても小さい子が消えたようにしか見えないはずだ。
そのまま俺は屋根を降りて宿まで先回りする。先について宿の宿泊期間をさらに1週間延ばす。そのまま、部屋へ行って窓を開けて兄さんの帰りを待つ。
ヒュッ。窓から黒い人影が入ってくる。
「ただいま。」
「おかえり、その子はどうしたの?」
小さい子が動かないので様子を聞く。
「大量の血を見て気絶したんだろう。」
ふ~ん。そのまま、小さい子をベットに置く。
「その首輪は?」
小さな子の服の上からしてある首輪のことを聞いた。
「あれだろ、奴隷の首輪ってやつだろう。」
なるほど、何で出来てるのかな?
≪カハリトール≫
これの効果は?
≪魔法媒体によく利用される・魔法を記録することができる≫
解除方法は?
≪爆発魔法が掛かっているので鍵を探すか奴隷が死ぬか≫
解除方法がないのと同義だな。じゃあ、この首輪に掛けるある魔法は?
≪爆発魔法・開錠魔法・探知魔法・契約魔法≫
探知魔法って?
≪探索用の魔法≫
ふむ、スキルを使いまくってかなり慣れたな。これも天才のスキルのおかげかな?
「どうだ、何かわかったか?」
「うん、いろいろわかったよ。」
説明を終えると兄さんに提案をする。兄さんはその提案に乗った。いろいろ、能力を試すいい機会だそうだ。
奴隷を手に入れましたー
男にしようか女にしようか迷ってます
男なら即解放!
女なら・・・