事故物件攻略センター・快適な事故物件ライフのためのQ&A集
事故物件攻略センターに寄せられた生活にまつわる質問をいくつか公開いたします。
【事故物件攻略センター:Q&A集】
こちらは事故物件攻略センターです。心理的瑕疵・告知事項あり。いわゆる「事故物件」で発生する現象に関するお客様からの問い合わせ事例をご紹介いたします。
快適な事故物件生活を満喫するため、迷えるあなたのお気に入り事故物件探しのお役に立てれば幸いです。
Q:天井から「ビー玉が転がるような音」や「家具を引きずる音」が聞こえてきます。上の階は空室で、誰も住んでいないはずなので何だか不気味です。
A:築年数が経過した物件特有の「ウォーターハンマー現象」および「配管の熱膨張」です。
直角に曲がった配管を流れる水が勢いよく配管内壁にぶつかり、その衝撃音が内部で共鳴し、人間の耳には球体が転がる音のように変換されることは物理学的に証明されています。また、配管が熱排水により膨張し、振動等により建築構造と擦れ合う音が生じるケースもあります。上の階が空室なのは、この件には一切関係ありません。気にするだけ時間の無駄です。
Q:深夜、誰もいないはずの隣の部屋から、砂利を踏むような「ズ……、ズ……」という摺り足の音が聞こえてきます。何かが床を這い回っているようで眠れません。
A:「断熱材の劣化」、または「内壁に侵入した小動物の移動音」です。
壁の内部で剥がれかけた断熱材のグラスウールが空気の流れで擦れ合えば、その程度の音は容易に発生します。雑多な生活音が多い時間帯は聞こえにくく、深夜になると周辺ノイズが収まるので顕著に聴こえるだけです。
また、壁材の石膏ボードの裏をネズミなどの小動物が移動する際、爪を立てる音や体毛が擦れる音は共鳴して「足音」のように聞こえるものです。「足音=人間」という短絡的な思考は円満な解決を妨げます。
小動物の侵入の場合は「生きているもの」の仕業ですから安心してください。 毒餌を撒けば静かになります。物理的な対処に努めるべきです。
Q:お風呂場が異常にカビ臭く、掃除をしても生臭い匂いが残ります。クローゼットの奥から肉が腐ったような匂いが漂ってきます。ある時は部屋全体に異臭を感じる場合もあります。臭いがする時としない時とがあるので掃除のせいだけではないと思います。何かがいるような臭いがします。
A:何もいません。「排水トラップの封水切れ」、または「配管内に蓄積した錆の成分である酸化鉄」の臭いです。
血液の成分も鉄分ですから、嗅覚が混同するのは致し方ありません。風呂場で大量の血液が流出した訳ではありません。強力なパイプクリーナーを遠慮なく流し込みなさい。
クローゼットの腐敗臭は壁紙に染み込んだ以前の住人が残した生ゴミの残留臭、あるいは壁内の断熱材に染み付いた生活臭です。
繰り返します。何もいません。「何か」がそこにいるという先入観が臭いを強く感じさせているだけです。絶対に壁紙を剥がしたりせず、消臭剤を大量に散布して、空気清浄機の導入を強く勧めます。
Q:フローリング床に何度拭いても浮き出てくるシミがあります。よくよく観察すればうっすらと人の形をしていて、シミの一部は人の顔のように見えます。見ようによっては苦しんでいる表情にも思えて気持ちが悪いです。
A:あなたの脳がバグってるだけです。「シミュラクラ現象」とは、人間の視覚は3つの点が定型的に配置されれば、それを人の顔と認識してしまう脳のバグのことです。まさにそれです。気にしないことです。
全体的なシミ自体は単なるクロカビか、床下の断熱材が結露して浮き出たミネラル分です。塩素系漂白剤で拭いて、それでも気になる場合はラグでも何でも敷いておけば見えなくなります。
Q:深夜、消していたはずのテレビが最大音量で突然つきました。リモコンはテーブルの上に置いてあり、もちろん誰も触っていません。これって何かの暗示、警告でしょうか。
A:暗示や警告にテレビを使う必要はないでしょう。それは「近隣の違法無線、および外部電波による誤作動」です。
現代社会は目に見えない電波で溢れています。近隣道路を通るトラックの違法に大出力な無線電波や、安価なスマート家電の不規則ノイズが、テレビの受光部を誤認させるケースは統計学的に稀によくあることです。音量が最大になったのも想定外の電波の干渉です。
逆に聞きます。警告してどうするんですか? 心霊現象と決めつけて騒ぐ前に就寝時に電源コンセントを抜くなどの基本的対策をとりましょう。
Q:玄関に置いていた盛り塩が、数日で墨のように真っ黒く溶けていました。以前の住人が亡くなった場所と聞いていたので、悪い気が溜まっているのではないかと怖くて仕方がありません。
A:「塩化ナトリウムと空気中の特定化学物質による酸化反応」です。
塩が黒ずんで溶けるのは、室内の湿気に含まれる硫化水素や、壁紙の接着剤から揮発した化学物質成分と反応した結果に過ぎません。特にあなたが「亡くなった場所」と固執しているその周辺は、清掃が不徹底で有機物の残留やカビが発生するほど湿気があったのでしょう。オカルト的な「気」を心配する暇があるなら、建材を痛める塩よりも強力な界面活性剤を買ってきて床を磨きなさい。清潔な環境であれば変色は起こり得ません。
Q:洗面所の鏡を見ると、自分の後ろに「知らない人」が映り込んだ気がして、でも振り返っても誰もいません。気になって洗顔や歯磨きもやめてしまいました。
A:洗顔や歯磨きはした方がいいです。
原因はあなた自身にあると思われます。それは「周辺視野による錯覚」です。
網膜の端は動体検知には優れていますが、解像度は極めて低いです。視界の端を通り過ぎた埃や、自分の髪の毛を、脳が「人間」と過剰認識しただけで、自意識過剰気味のようです。
また「カプグラ症候群的錯覚」、あるいは「低照度下における相貌失認の初期段階」の疑いがあります。
暗がりで自分の顔を凝視し続けると、脳が視覚情報の処理に飽和をきたし、見慣れた顔を「未知の物体」として再定義してしまいます。それはゲシュタルト崩壊と呼ばれる現象で、心理学の世界では常識です。あなたが「知らない人」だと感じたのは、あなたの脳が視覚の欠落を勝手に補完した結果、ありもしない「質感」を捏造して自身の顔に重ねただけに過ぎません。「鏡の中に誰かがいる」などという幼稚な空想に耽る前に、洗面所の照明をより演色性の高いLEDへの交換をお勧めします。洗顔と歯磨きも忘れずに。
Q:深夜、玄関ドアを激しくノックされました。モニターを確認しても誰もいません。数分後、またチャイムが鳴りましたが、やはり外には誰もいなかったです。
A:「害虫、および気圧変動による誤検知」です。
インターホンの赤外線センサーは、夜間に活動する大型の蛾や甲虫の飛来にも反応することが統計的に証明されています。ノック音については、共用廊下の温度変化によるドア枠の「軋み(ポップノイズ)」、あるいは強風による郵便受けのフラップの振動音です。たとえ外部に「何か」がいたとしても玄関ドアが施錠されていれば何の問題もありません。戸締りを確認して、さっさと寝なさい。
Q:部屋の一部だけ、氷のように冷たい空気の塊があるように思えます。そこを歩く時に、とても冷たい何かが通り過ぎたような感覚があるのです。しかその冷たい空間が移動しているようにも思えるのです。
A:「コールドドラフト現象」と呼ばれる局所的な断熱欠損です。
建物の構造クラックやアルミサッシの不備により、冷えた外気が特定のルートで侵入しているに過ぎません。その「何かが通り過ぎた感覚」というのも、気圧差による空気の対流が肌表面の水分を奪った際の気化熱冷却です。何らかの心霊現象が体温を奪うなどという熱力学を無視したオカルトに逃げる前に、まずは隙間テープを貼るという物理的な努力をお勧めします。
Q:掃除機をかけたばかりなのに、部屋の隅に黒くて長い毛の束が落ちていました。私は短髪ですし、ペットも飼っていません。まるで誰かの頭髪をそのまま置いたような塊で、触るのさえ怖いです。
A:「静電気による繊維塵の凝集現象」です。
衣類から出た糸屑や合成繊維、抜け落ちた頭髪が気流に乗って部屋のデッドスペースに溜まることは物理的に証明されています。それらが室内の静電気によって複雑に絡み合い、一見すると「毛髪の束」のように見えることは、清掃学の初歩的な知識です。
魂が入った人形でさえ髪の毛が伸びます。抜け落ちた頭髪がわずかに伸びても、それは喜ぶべきことではないですか? 髪の毛が伸びるんですよ。むしろ拾って頭頂部に移植すべきではないですか!
……取り乱してしまい申し訳ありません。
抜け落ちて散らかった頭髪。それらは単なる「ゴミ」です。いちいち報告せず、燃えるゴミとして速やかに処分してください。
Q:押入れの天袋に、何かを無理やり剥がしたような跡と、黒く焦げたお札のようなものが落ちていました。何かを封じていたお札が焼け焦げて剥がれ落ちて、封印されていたものが解き放たれたのではないでしょうか?
A:「前住人による不適切なDIY、および湿気による炭化現象」です。
何らかの剥がし跡は単なる収納棚の固定用クラフトテープの痕跡です。前の住人の残置物と判断していいでしょう。
また、紙が黒ずんでいるのは燃焼による焦げではなく、長年の結露と高温多湿による微細な炭化分解反応、およびクロカビの異常繁殖です。仮にお札が剥がれた跡だとしたら、封印されていたものは自由にどこかへ飛び去っているはずです。むしろ喜ぶべきことでしょう。ゴミはゴミ袋に入れて処分し、その場所をアルコール消毒すれば済みます。
Q:毎晩、誰かに首を絞められる夢を見て飛び起きます。首にうっすらと指の形のような跡がついていることもあります。これは夢ですか? リアルですか?
A:「睡眠時無呼吸症候群、および寝具による物理的圧迫」です。
睡眠時に上気道が閉塞して一時的に無呼吸状態に陥ってしまい、その苦しみが夢を見させているのです。決してお札が剥がされたせいでも、過去に首を絞められた記憶が蘇った訳でもありません。首に跡が残るのは、苦しさから無意識に自分の手で首元を掻きむしった、あるいは枕カバーのシワが強く押し当てられただけです。心霊的な干渉を疑う前に、まずは耳鼻咽喉科で医師に相談し、次に枕の高さを見直しなさい。低反発枕がお勧めです。
Q:何気なく部屋の様子を撮影したら、自分ではない人物が撮れてしまいました。長い黒髪の女性が怯えたような表情で写っています。これは心霊写真ではないでしょうか?
A:きっとあなたを見つけてびっくりしていたか、それとも一緒に写りたかっただけです。何か問題でも?
Q:寝ていたら、布団の上にのっしりと何かが乗ってきた感触がありました。冷たい手が私の足首を掴んで、ベッドから引きずり出そうとしたんです。足首には今も青あざが残っています。
A:「寝具の偏りによる加圧、および局所的な血行障害」です。
布団の中綿が片寄れば、一時的に数キロの荷重が特定部位にかかることは物理的に当然です。「足首を掴まれた」という感覚は、コールドドラフト現象による局所的な温度変化の影響で末梢神経の誤作動、いわゆる「しびれ」の触覚的誤認です。足首の青あざは寝返りの際にベッドのフレームにぶつけただけです。寝ている時に布団から足首を出していたら、掴まれて当然でしょう。
Q:たすけて……。
A:「低周波共鳴、および建築音響学的なハウリング現象」です。
稀に古い配管内を空気が抜ける際、母音の「A」や「U」に近い周波数が連続し、人間の低音の音声として誤認されることがあります。
また、建材の収縮による家鳴りが壁面で反響した場合、意味のない音に勝手に意味を見出し、言語化しようとする聴覚のパレイドリア現象を知覚するケースがあります。あなたの脳が糖分不足による極限の飢餓状態か、あるいは強い承認欲求を抱えている証拠です。
ちなみに「たすけて」とは、あなたの心の声ですか? それとも、その部屋の住人の声ですか?
Q:ついに出会ってしまいました。部屋の隅に、青白い顔をした女が立っています。もっさりと長い黒髪を前に垂らして、じっとこちらを睨みつけています。嘘じゃありません、目が合っています。私のことを目で追って、怖い顔をして睨みつけているんです。
A:その部屋が事故物件と呼ばれる所以はあなたが棲み着いているからです。その女性にあなたが見えているということは、これまであなたが引き起こしてきた心霊現象が常態化して、本来の住人に霊的耐性が付いてしまったからでしょう。
でも気にすることはありません。あなたが住人に手を出せないように、住人もあなたに物理的影響をもたらすことは不可能です。
これまで通り快適な事故物件生活を満喫していただいて結構です。
お札はもう剥がれたんですよね? なら問題ありません。あなたはもう自由です。
たとえあなたのお住まいが事故物件化したとしても、私たちはあなたの快適な事故物件ライフを応援いたします。問題解決、不安解消、呪物化、成仏方法、その他何でもお問い合わせください。
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